お久しぶりのコーナー「わたしのお気にいり」。
本日は、木曽路は中山道の宿場町
”奈良井宿” を改めてご紹介します。
ここには新宿中村屋さんと
縁戚にあたる母方の親戚が
住まっているのですが
長野県内でありながらも
訪れる機会が学童期以来
あまりありませんでした。
こちらに来て、何度か訪ねるうちに
街並みの美しさに改めて惚れ直し
素晴らしい街並みだなぁと
ある種の憧れを抱いています。
昨年、下記のブログでも
一度ご紹介していますが
ノスタルジックな趣が印象的で
まるで参勤交代の時代に
タイムスリップしたような感覚を
味わえる伝統的な街並みです。
何をおいても街全体が
住民の努めもあってなのでしょう。
景観の美しさのみならず
ゴミ一つ落ちておらず
たいへん清潔で心地よいです。
宿場町とあって
一軒一軒の間口は狭いですが
脇に入って奥行きを見ると
とんでもない立派なお屋敷が
奥まで広がっているのですね。
江戸時代から明治時代の建物が多く
人々に大切に守られた建造物は
街そのものが
昭和53年には国から
重要伝統的建造物群保存地区に
選定されるほどになっています。
街並みは奈良井駅を下車して
約1キロに渡るとあって
電車で県外からいらした方々も
歩いて気軽に散策しやすいです。
観光地でありながら
一軒一軒には普通の生活をする
人々が住まっているので
生活の匂いそのものを感じる
歴史の街並みといった具合。
街中にいくつもある
水飲み場には
すぐそこに隣接する山々からの
清水が流れこんでいるらしく
火事の際の消火活動
また調理や飲料水として
このままでも頂けるそうですが
現在は、念のため
一度煮沸をして飲むように
なっているようです。
クライエントさんのご都合で
お日にち変更が生じ
思いがけずにできた空き時間。
長野県の七夕は8月7日だと
先日のブログにも綴ったばかりでした。
昨日は8日でしたが
一日だけ延長して軒先に飾られた
七夕の笹がそのまま撤去されずに
残されていました。
こんな素敵な街でも
空き家がずいぶん目立つように
なっているのだとか。
うまく再利用して
大切に使い続ける住人を
探すことも容易ではないようです。
親戚の家のお向かいさんも
一度は空き家となったものの
そこを当初の住民が遠隔で管理し
現在は、東京大学の学生や院生に
貸し出しているそうです。
ご存知の方もいらっしゃるかも
しれませんが
同大学が所有する
天文学のための観測施設
「木曽観測所」が
近くにあるためなんですね。
カーテンの隙間から顔を覗かせ
何度も会釈をする
シャイな学生さんたちが
この街をどう思っているのか
ぜひ近々訊ねてみたいところです。
わずか1時間余りの散策でしたが
ご満悦な気分で歩いていると
突然、有線放送が流れ出します。
長野県の医療非常事態宣言でした。
昨日、レベル6に上がった県内。
夏休みを迎えて
木曽に限らず松本市内や安曇野も
大勢の観光客の渦です。
ふと、現実に戻らされる思いです。
街には大きな一眼レフのカメラを構え
道を歩く観光客の方々。
早くにこうした時勢が
落ち着くことを願いながら・・。
明日は、奈良井宿で訪ねた
喫茶店からリポートします。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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