紫のヒヤシンス

 

皆さんは子供の頃に憧れた
歴史上や実在の人物
あるいは小説や漫画の主人公は
いらっしゃいましたか?

 

私もいました。

 

けれども、憧れるキャラクターと
自分がぴったり重なることは少なく
だんだんに自分というものを
理解していった気がします。

 

人は理想を描いて
なりたい自分になれる。

そこは私自身、昔も今も
常々思っていることです。

 

けれども、自分を知ることも
とても大切なことだと思っています。

自分を知るということは
己の限界を知ることとは
また別物です。

 

今日のタイトルは
”クールビューティ” ですが

庭先のヒヤシンスを眺めて
幼少期をふと思い出しました。

 

『アルプスの少女ハイジ』では
白いブーツを履いたクララを
好みましたが

細胞レベル以外では
どこからどうみても健康体
やんちゃだった私は
ハイジそのものでしたし

大和和紀さんの
『はいからさんが通る』では
主人公である紅緒の学友
環に憧れを抱くも

素行や言動は
何から何まで紅緒でした。

 

憧れたものやその要素を取り入れ
試してみては
窮屈さや身の丈に合わないことを
実感することを繰り返し
自分探しをしていたような気がします。

 

自分という存在を
様々な面から眺め

段々と受け入れがたかった要素も
受け入れられるようになり
同じく好きになり・・

今を生きる中で
ないものに焦点をあてるのでなく
与えられているものに
感謝し始めた時に

自身が強く輝きはじめた
若い時分を思い出します。

 

それは今も続行中で
掘っても掘ってもまだわからない
自分という存在の正体を求め
旅している途中のような
気持ちなのかもしれません。

 

そういえば思春期、あれは
学生時代だったでしょうか。

友人たちと
”外国人の名前だったら何がいい”
とたわいもない話をしたことがあり

私はソフィアやシャーロット
エリザベス、ヴァイオレット
といった名前を挙げました。

 

友人の一人が
「まさこちゃん、パティって感じ」

と言った発言に
当時は猛烈に
反発を覚えたものです。

まぁ、相変わらずお転婆でしたし
似合うっちゃあ、似合う気もします。

 

おもしろいですね、若い頃の感覚って。

今じゃ、”パティ、上等!!!” です。

 

年齢や人生経験を重ね
自分自身を知りゆく

そしてそこに腑落ちすることの
ある種の楽しさは
やってみないとわからない。

 

どんな時も存分に憧れを抱き
様々なピースを自分に当てはめ

それで転がってみて
しっくりくるのかこないのか。

 

それは自分自身にしか
わからない感覚なのでしょう。

 

お互いに楽しみながら
様々なピースを探しては当てはめ
転がってみるという
トライ&エラーを繰り返し

完成に向かっての
自分探しの旅の日々を
過ごしてまいりましょうかね。

 

紫のヒヤシンス アップ

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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