怒りや悲しみといった
抱いていて気持ちよくない感情が
なかったとしたら
どんなに楽だろう。
そう、おっしゃる方々もいます。
でも、一見、不快な感情がなかったら
私たちはどうなってしまうのでしょう。
例えば、「感情」と並んで
私たちの心身にとって大切なものには
「感覚」があります。
今朝、慌てた私は懲りずに
足の小指を
ドアに思い切りぶつけました。
小指ってどうしてこんなに痛いんでしょ?
泣きたくなるほど痛い。
この痛みだって、決して
心地よい感覚ではありません。
痛みを覚えるのは
身体にとって危険が生じたから。
危険が生じたとわかるから
対処ができたり
今後、気をつけることもできます。
感覚があることで
私たちの身体は守られている。
そういっても過言ではありません。
これは、感情についても
同じことがいえるのかもしれません。
感覚は身体にとって
感情は心にとって
今の状況がどういう意味を持つのか
教えてくれています。
生じた感情から
適切な処置や対応を可能にする
感情の役割は
大切な自己防衛の力そのものであり
この本来持つ機能をうまく
ご自身を守るために
活用していけるといいのだろうなと
思っています。
その都度、お越しになる
クライエント様お一人お一人にも
あるいは
ブログの中でも
”感情をただ眺める” ということを
お伝えしてきています。
眺めることで、その状況の意味を知り
そこに対してご自身が
どう対処するのかを考えるための
大切な過程が生じていたりするのです。
明日のブログでは
具体的な心地よくない感情について
もう少しだけ触れてみます。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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