季節の変わり目
特に凍てつく冬から春へと
移り変わる時節を迎えると
少し前までの私なら
遠く離れた身内や友人たちに
まとめて季節のはがきを綴る
儀式のような時間となっていました。
ここ1~2年は、ご無沙汰気味です。
こちらのブログでも
何度となく随所で触れている通り
元々、超のつくほど
アナログ派であると自認しているので
一日、あるいは
数日や1週間のうち
わずか1~2時間程度でも
陽射しのある時間帯にできた
休息時間では
あえてデジタルの世界から
離れることも多いかもしれません。
猛烈に頭や心をフル回転で使い
仕事や学業、関わる活動に
没頭している時期ほど
原点回帰さながら
手紙やはがきにペンで綴ることに
あえて貴重な時間を
割きたくなってくるのですから
不思議なものですね。
関連ブログ 『手書き(描き)の時間』
たぶん、そうして自分自身の中庸を
取り戻すことを
無意識にでもしているのでしょう。
昨日のブログでも触れましたが
銀座・鳩居堂さんのはがきは
国外に出て改めて感じた
和の文化の素晴らしさを見直す
10代半ばの時分から
おそらく常にバッグに数枚は
忍ばせており
いつでもどこでも心が動いた
その瞬間に文字を綴れるように
している気がします。
一昨日、花屋の帰りに寄った
和菓子屋さんで休憩した際に
何枚かはがきを取り出し
いざ書こうとした際
表情(お顔)を思い浮かべる相手が
もう何人も
この世にいらっしゃらない。
そんなことに
今更ながら気づきました。
わずかここ数年で・・。
日々の慌ただしさがあることは
ある意味、とても感謝の多い
ありがたいことではありますが
誰かを想いながら
感じる自らの心内
これらを紙に言葉として落とし
綴っていく時間を
もっと大切にしたいなと
なぜか強く感じています。
書き直しをしない
紙の媒体だからこそ
相手を想い綴るその文章に
その時々の自分の想いが
正直に、素のまま
表われるからなのでしょうか。。。
いつもの春以上に
季節のたよりを綴ることが
愛おしい時間と思えています。
皆さんは、文をしたためて
何かを伝えたい相手は
いらっしゃいますか?
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ