
昨日の夜にできた
隙間時間に
久しぶりに訪ねた
都心の地元にある
10代の時分から大変世話になった
馴染みの飲食店に顔を出すと
いつも笑顔で迎えてくれた
懐かしい顔がないことに気づきます。
久しぶりに・・の前回が
気づけば既に、1年以上前に
なってしまっておりました。
その期間も、帰京の際には
空き時間を見つけて
店へのお電話をしてみたり
(店の電話は懐かしいピンクの公衆電話
(特殊簡易公衆電話)です)
昼夜問わず
お店がやっている時間帯に
おそらく4回ほどは
脱走して訪ねることを
トライしてみた気がします。
ただ、残念ながら
どのトライも
営業を終え電気を落とした後だったり
お休みの日ばかりで
実際に訪ねてお店に寄れたのは
昨日が久しぶりとなり
それすらも1年半近くぶり
となるようでした。
肋骨を折られて
「店に立つのにコルセットをして」
・・なんてやり取りも
もう1年半以上前に
交わした会話だったようです。
おかげさまで、仕事においては
毎月欠かさず帰京はしているものの
滞在中に
「ちょっくら食事してこよう!」
と脱走できる隙間時間が
とりわけこの1年余りは
作りにくかったように感じています。
昨日も、訪ねるやいなや
「あれ、今日は ”おかあさん” いないな。
また、お身体でも悪くされたのかしら?」
となんの疑いもなく
そう思って
店の奥にいらしたご主人に
「今日、おかあさんは?」
と訊ねたところ
思いがけない言葉が
返ってくることになるわけです。
「お母さんは亡くなりました。
昨年の7月13日のことでした」
一年近くも経って
お世話になった方の死を
知らされたわけです。
もちろん、身内でもなく
ご近所さんのように
常にその場に住まう方々でもなく
ご夫婦が借りている
港区の官庁街脇にあるお店に
大田区から通って
働いてらしたとあって
特段、濃い繋がりがあるわけでなく
お亡くなりになったことを
ご家族のどなたであれ
私へ連絡くださることは
あり得ないでしょう。
そう考えると改めて
こちら側の話は
よくしたもんだなぁとあって
私に関することについては
生い立ちから日々の出来事に至るまで
年表のような詳細は
もちろんのこと
家族や身内、はたまた
甥や姪たちにいたるまで
あれやこれやを
先方はご存知でいらして
写真を見せたりしながら
あれこれ語ったものだと
しみじみ感じました。
その一方で
”おかあさん” の身の上は
お嬢さんが私くらいの齢で
お孫さんが何人といったくらいの
大雑把なことしか
知らないことに
改めて気づいたりします。
まだまだ、これからも
何度となく会って
話を交わしたかった方が
知らぬうちに
お亡くなりになられていたことは
ショックはショックですが
ご年齢を鑑みれば
また、普段から
接点が少なくなっており
離れて暮らしていると
そういう御歳でも
いらっしゃるでしょうし
他界なさっていたことを
しばらくの間
知らないでいることも
ままあるだろうと
受け止めることは
意外と容易でした。
ただ、改めて
そして痛切に
会う機会は年々
減ってしまっているも
自分にとって大切な存在が
これはお互い様なのでしょうが
変わりゆくことは常とはいえ
『他界してしまい
もう二度とかつて親しんだ
生きた姿では会って話せなくなる』
という現実に、猛烈な寂しさや
焦りなどを抱いたりしています。
ここ1~2年の間でも
会社勤め時代の
仲のよかった仲間や先輩
といった
共に笑い合い
仕事を通して高め合い
日々、奮闘しあった人々が
まだ、去るには早すぎる
お若い年齢にも関わらす
病や事故により
この世を去ってゆかれました。
クライエント様たちを眺めても
緩和ケアでも
携わるケースがあるため
人懐っこく慕ってくれた
笑顔や強烈に個性的なインパクト
また、セッションでの
真摯な向き合い方を
私の記憶に鮮明に刻み残し
闘病の末に
お別れをすることになった方々も
思い浮かびます。
話は昨晩に戻りますが
ご主人によると
月曜の晩だけは
昔と変わらず
平日は連日混みあう
昼の時間帯と違って
非常に静かなのだそう。
ご夫婦お二人で
支え合ってきた店の営業は
おかあさんがお亡くなりになった後
半年近くは閉めていたものの
今年の2月からは復活し
ご主人のワンオペで
昼と晩と、できる時は
営業なさっていらっしゃるようです。
齢80歳を超えたご年齢には
キッチンとホールの両方を
兼ねることは
大変なことでいらっしゃるでしょう。
それでも変わらぬ味
「いつもの○○の○○で!(カレーは辛さが選べます)」
と言えば懐かしい味が
昔と変わらず提供されます。
しばらくは
どなたもいらっしゃらず
静かな月曜の晩の店内で
ご主人と ”おかあさん” の
思い出話やご家族の秘話などを
お伺いし語り合いながら
しばしの時間を過ごしました。
別れ際には
「おとうさん
元気でいらしてくださいね!
また来ますから!」
と声掛けをして
入れ違いになるかのように
仕事の途中に官庁街から
抜けてきたのであろう
若い女性客一人を残し
挨拶をして
私も仕事に戻りました。
会いたい人々、また
自分にとって
大事な人々には
会える時に会って
何でもない
ささやかだけれど
心安まる時間を共に過ごし
相手の今ある存在を感じ
語り尽くしておきたいな。
そんなことを
自分自身も
年齢を重ねるにつれ
いっそう強く
感じていることも重なり
再確認する晩となりました。
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投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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小松万佐子から皆様へのメッセージ





