先月、久しぶりに再会した
お料理上手の同業他社の友人より
もう、そんな話をしたのは
十数年前になるのではないか
と思いましたが
会社を離れ再度、学生に
戻ろうとしていた時期に
千葉県の彼女のお宅に招かれた際
いただいたお手製の渋皮栗が
”美味しくて、美味しくて忘れられない”
という話を過去にしたことを
再会を機に思い出してくれ
ご本人も久しく作っておらず
探しても見つからなかったという
秘伝のレシピを発掘し
最近、送ってくれました。
照りの付け方といい
甘みのバランスといい
見た目もお味も
文句のつけようがない
渋皮栗そのものだけで
立派なお料理の一品とカウントできる
高級料亭のお味そのもので
”うーん” と呻りながら
いただいたことをよく覚えています。
我が家では、裏の栗の木を切って
2年目の秋を迎えていますが
この時季には毎日
ボトボト、ボトボトと
かごに収めきれないほどの栗が
自然に落ちては
朝晩なくその都度拾っていたことを
思い出します。
通りがかりのパティスリーで
美味しそうなモンブランや
紫芋のタルトを購入して
秋ならではのほっこりタイムを
楽しみながら
ふと、件のレシピのことを
思い出しました。
そうだ、そうだ!
ここでお相手が遠い昔の
会話を思い出し
わざわざ探して送ってくださり
レシピに出逢ったことが
ご縁とあって
栗を遅れ馳せながら購入して
ぜひ、作ってみようと思います。
母が長く作っていた渋皮煮は
さほど品のよい体ではありませんが
それはそれでとても美味しく
この時季に私が焼くケーキでは
大活躍の季節の主役でした。
私の味覚の中では伝説となっている
十数年前のあの
友人が作った渋皮栗のお味
作る前の今から
ワクワクして仕方ありません。
秋は、視覚、味覚、聴覚、触覚・・
あらゆる感覚が自然と
いつも以上に研ぎ澄まされ
季節をしっかり感じ入ることができる
とても素敵な時間。
今日から始まる新しい1週間も
時々ふっと力を抜いて
秋ならではのギフトを
たくさん受け取れる
やさしい時間を
過ごされますように。。。
◎秋は、いや通年でしょうか・・。ケーキ屋さんの前は通ってしまったが最後、磁力のようなものに吸い寄せられてしまいます。写真は松本市波田地区にある『Chez Yu(シェユー)』さんの秋の味覚。。。むふっ。。。♡
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ