紫式部

 

今朝はまた一段と気温が下がった安曇野です。

 

早朝に歩きに行くと真っ白に
霜がおりている草木が目に入り
冬の到来もいよいよという感じでしょうか。

 

写真は紫式部だと思うのですが
霜を被っていますね。

 

以前、ブログ内でもご紹介した
週末などに
長時間休んでも疲れがとれない

そんな方々へご紹介した
循環を促すために歩くこと。

関連ブログ  『”あんなにやすんだのに・・”(横になっても疲れがとれない方へ)』

 

今日は、私自身の経験も含め
お話してみようと思います。

 

家の中で、人の歩く音というのは
結構気になる人には気になるようです。

 

同じ家族であっても
私の母は、まるで忍者のような
あるいは和装時のような
足音をいっさいたてないすり歩くような
歩き方をします。

 

私と父は、どこにいても
足音で居場所がわかるほど
賑やかにバタバタしており
幼い時分から
母にどれだけ注意されてきたことか。

 

バレエをやっていた経験があっても
それはトゥシューズやバレエシューズを履いた
限られた場面だけつま先立ちなので

日常的にはなぜか踵に重心がある
歩き方に戻ってしまっていたようです。

 

10年近く前、専門家に直された
まず最初の一歩は
歩く以前に、「立ち方」でした。

 

バレエの足のポジションに見られる
踵をある程度つけて
足先が八の字に開く立ち方が
幼少期から癖になっています。

 

長いこと、他者からみると
不自然なこの立ち方で
私はバランスをとり
勝手に一番安定すると思っていたので
矯正することは容易ではありませんでした。

 

長い時間その不自然な立ち方を
続けてきた私の足は
股関節の部分から開いてしまい
まっすぐ膝を揃えて立つことが
難しかったわけです。

 

まずは、足先と膝がまっすぐ
前を向いて立つ。

ここからの再スタートです。

 

実は、歩く際にも
このような足先がまっすぐと
11の形にすることが大切なのだと
教えていただきました。

 

この形をとることで
肛門が締まり
下腹丹田に力が自然と入るように
なっているのだそうです。

 

そういえば、私の独特の立ち方に限らず
身体の弱い方や
ご高齢の方々の中には

いわゆる「がに股」で立って
身体のバランスを支え
また歩き方もそのように
なっていることに気づきます。

 

これは身体の力、エネルギーが
ダダ漏れになってしまうのだそう。

 

試しにやってみていただくと
確かに足先を11の形で
まっすぐにして歩くと
仙骨がたった感じになり
肛門がきゅっと引き締まることから
自然と背筋が立つような感覚があります。

 

この状態が体内の気血の循環を促すとあって
全身にエネルギーを巡らせる
手っ取り早い
けれども確実な方法だということが
自ら比較してみて感じました。

 

また、「立つ」「歩く」
どちらにおいても

足の裏の最も大きなツボ
「湧泉(ゆうせん)」という
土踏まずに続く凹みのある部分の
指側からみると始まりの辺りにある
部分を意識する。

これも大切です。

 

湧泉を意識するためには
以前グランディングの際にも
綴っていますが

足の指に少し力を入れて
大地をぎゅっと掴むような形にすると
より感じやすいかと思います。

関連ブログ  『大地に足を着けるって・・』

 

つま先に軽く意識と重心を感じて
歩いてみると
少しスキップをするような感覚に
似ているように思われるかもしれません。

 

足裏の湧泉をバネにして
足が勝手に前に出るからなのですね。

 

この歩き方でお散歩や
通勤時を試され続けてみていただくと

ある日、足取りがものすごく
軽く感じられ

ただ歩いただけなのに
なぜか全身の血流が急激によくなり
身体だけでなく頭もスッキリすることに
気づいていただけるかと思います。

 

ポイントは足先の向きと
足の指で大地を掴むようにして
湧泉のツボをぐっと押すように
踏みしめること。

 

ある日、自然と
身体が一旦上に伸びあがり
足が前に前にと出て行くようになって
足取りがものすごく軽くなったことを
感じられるばかりか

お身体、頭が軽くなったことにも
気づかれると思います。

 

今朝の早い時間
長野の外気温は2度でした。

これから迎える時期には
白い息を吐きながら
歩きを日課にするのもいいなと
寒さに弱く怯んでしまう私も思っています。

 

ぜひ、日常生活に気軽に取り入れて
疲れた身体や気分を
スッキリ転換なさっていただけますように。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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