ポンポン桜 2026の1

 

昨日、夕方に三陸沖を
震源とした地震が発生した時

私は、仕事の合間に
長年世話になっている
都心の歯医者で
定期的なクリーニングを終え

お支払いのために
待合に居たタイミングでした。

 

クリーニングの時間が
いつも以上に押し押しとなり

次の予定に間に合うかどうかと
ひやひやしていると

受付のスタッフの女性が

待合の背後にある
普段は閉じているのであろう
非常階段のドアを
慌てて開ける様子を目にします。

 

時間が迫り
次の予定のことと移動のことばかりを
心配している私は

頭の中は焦るも
焦点が一つのところにしか
当たっていなかったのでしょう。

 

その非常階段を開けた様子を

「虫でもいたのかしら?
いや、鳥でも迷い込んだのかな?」

と呑気なことを考えてしまい

一人、天井や壁に視点をやり
きょろきょろと
辺りを見渡すばかりでした。

 

スタッフの女性が
「地震です、地震です!」と

おっしゃる言葉に初めて

「あれま、そうだったの?」と
気づいた次第でした。

 

私は立ったまま
椅子にバッグを置いて

その中身を整理しながら
会計の順番を待ち

心の中は、次の予定のための
移動時間の短縮をどうしたらいいかを
考えているばかりでした。

 

ずっと座って待っていらした
女性の患者さんが、私に

「結構、大きく揺れましたよね?」と
訊ねてきます。
(クリニックはビルの5F)

 

いやいや、本来ならば
地震の揺れを、事前に探知しやすい
特異な体質を持っているのですが

その時は、他のことに
完全に気をとられていて

まったく気づかなかった旨を
返答しました。

 

デンタルクリニックの狭い
待合席に

そのタイミングでは
4人ほどの患者さんが
いらしたように記憶します。

 

また、大きな地震でも
くるんですかねぇと

どなたかがつぶやいた言葉に

思わず、私が

「今、長野から戻ってきているんですが
つい先日は長野でも、住まう地域は
目だった震度ではなかったものの
大きな、突き上げるような地震が
続けざまに発生したばかりなんです」

と話したことから

その場にいた皆さんで
やいのやいの、地震の話で
いきなりつながり始めます。

 

そのうち、地震の話から
長野の話になり

安曇野や松本に行ったことがあるだとか

地震や激しい降雨で生じやすい
山国ならではの災害という話から

上高地の観光情報に至るまで・・・。

 

会話が繰り広げられているのは
六本木のクリニックの待合席。

 

このクリニックに通って
もう何十年・・といったところで

共通点が見つかる方もいらして

同じ地区の別の場所、別のビルに
クリニックがあった時分の話にまで
及び始めます。

 

地震から、長野の地形や観光情報
そしてそれぞれの地元の話
クリニックの変遷に至るまで・・。

 

何度も言いますが、皆さん
これまで一度も
お目にかかったことのない者同士です。

 

まぁ、話の素は私が出してしもたものの

その場に偶然に居合わせただけの
まったく関係のない
いわば、知らない者同士が

一気に地震の揺れを
同じ場で感じたことから

一瞬でまとまり
つながりゆく有様に

会計などを済ませて
その場を後にしてからのことでしたが

「すごいあなぁ、人間というのは・・」

と改めてしみじみと
思ってしまったわけです。

 

どのようなことであれ
その場で同じ経験を共有することで
その感覚を通して瞬時に繋がれる

人が生来備え持つ
コミュ力と申しましょうか
生きる力と申しましょうか

改めて実感した次第です。

 

好い出来事でのつながりは
もちろん

こうした非常時を通しての
つながりもあることで

私たちはどのような時も
他者と共に力を合わせることが
できたりするのかもしれません。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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