ぜんざい

 

奈良井宿の目抜き通りは
1キロ少しと
非常に歩きやすい街並みです。

 

そんな宿場町で
カフェを開いて長いお店へ
立ち寄らせて頂きました。

 

長野県奈良井宿のカフェ 江戸時代の漆器の器でぜんざいのお膳

江戸時代の漆器の器の説明よりも、店の奥様が説明くださりながら何気におっしゃった「これは私が漬けたキュウリ」にハマってしまいボカシで写真にいれときました。おかあさん、とても美味しいキュウリのお漬物でした! ごちそうさま!!!

 

すぐ隣が親戚の家で
そこで散々おもてなしを受け

お菓子をいただいたり
美味しい手作りのジュースを
いただいたりしたにも関わらず

散策の後にはお隣のカフェへ
ちゃっかりお邪魔しているという。。。

 

国内でも海外でも
出かけた先の地域の人と
知り合い
語らうのが好きな性分です。

 

さんざん飲み食いしたはずなのに
カフェでは
おぜんざいを頼みました。

 

長野県奈良井宿のカフェにて

 

木曽は大変質の良い
”木曽漆器” で有名です。

 

身近にこうした名所があるからでしょうか。

上質な漆器の食器類を
日常的におもてなしの場面や
食卓でも用いるのは
長野の家庭の特徴かもしれません。

 

こちらのカフェでも
もれなく盛り付けの器には
漆器が使われており

おぜんざいが入っているものは
江戸時代のものだそうです。

 

上質なものはどれだけ長く使っても
漆がはげてきません。

 

長野県奈良井宿のカフェ

 

こちらの「松屋茶房」さんは
NHKはEテレで放映中の
いくぶん地味な番組ながらも
私をはじめ全国のカフェファンを
魅了している

「ふるカフェ系 ハルさんの休日」

にて紹介されています。

もう取材と番組の放映から
7年が経っているらしいですから
歳月の過ぎるのは本当に早いものです。

 

お顔立ちが西洋人そのものの
伯母がエキストラでご近所のよしみ
出演していたことを
覚えていてのお立ち寄りです。

 

店先にはカフェへ立ち寄ったお客様に
毎年一枚一枚願い事を
書いていただくという七夕の短冊を
吊した笹の葉が飾られていました。

 

夕方から吹き荒れた風に
まさに「笹の葉サ~ラサラ~」です。

 

長野県奈良井宿のカフェにて七夕の短冊

ほんとうにそう願います・・

 

8月11日と12日は
地域の伝統的なお祭りがあることを
お店の奥様から伺いました。

 

この土地を離れて暮らす
この町で育ったかつての子供たちが
祭りのために戻ってきて

お奉行さんのような装いで
お囃子を演奏したり
立派な神輿をかついで
練り歩くお祭りなのだそうです。

 鎮神社例大祭

 

祭りの最中は
宿場町の一軒一軒の軒先に
提灯とすだれが掲げられ

神輿と通り囃子の演奏が
家の前を通る瞬間には
すだれを外す習わしなのだそうです。

 

夕暮れ時の幻想的なお写真を
プロ並みの写真を撮られる
店のご主人が撮影したアルバムから
見せながら説明くださいました。

 

そんなこんなでわいわい大声で
話をしているところに

お向かいの天文学を研究する
東大の学生や院生さんたちが
ひょっこり顔を出し挨拶してくるなど

よい雰囲気になったところで
偶然来客があったのか表に出た伯母に
「どこに行ったのかと思ったら!」と
大笑いされる羽目に。。。

 

脱走して一服休憩中を
見つかってしまいました。

残念ですが、お開きです。

 

散策途中にこんな触れ合いを
楽しみながら

その土地ならではのものを
身近に感じてみるのも
旅の良さなのかもしれませんね。

 

長野県奈良井宿のカフェ
『松屋茶房』

〒399-6303 長野県塩尻市奈良井583
 0264-34-3105
営業時間:09:00 - 17:00

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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