人生で大変な思いをすると
心が強くなると言われやすいのは
困難な場面を経験され
当たり前に思いがちなことが
決して当たり前ではないって
身をもって実感できるから
だからこそ
日々の何気ない暮らしの中に
感謝を覚える瞬間が
多いからなのかもしれません。
改めて周囲を見渡せば
何一つ当たり前のことなど
ありません。
私自身、身をもって感じること
つまり経験を
とても大事にしています。
怪我をして歩くことすら
ままならない
経験をなさった方は
大地に足の裏を着けて
自ら立つという
当然のように思える感覚すらを
改めて
あの独特なこみ上げるような
生の喜びと共に身に刻み
覚えていらっしゃるでしょうし
お金で苦労した経験を
人生のどこかで
一度でもお持ちの方は
他者から助けられることへの
感謝を含めた様々な思いをはじめ
あらゆる知恵や知識を総動員して
「生きる」ことを考え抜く
力を身につけていらっしゃったり
また、意識一つでお金の巡り方が
変わっていく感覚をも
身につけていらっしゃることも。
他者との関係を築くのが
苦しかった方々にとっては
誰か一人の何気ない言動が
救いとなることも
または刃にもなることを
身をもって経験なさっていらっしゃいます。
私自身も、様々な経験を通して
何一つ今の自分に無駄なことは
なかったと心から感じています。
困難を経験することで
心が強くなることも
あるのかもしれませんが
むしろ
誰もが見過ごしてしまいそうな
ささやかなこと一つ一つに
言葉だけではない
真の感謝を覚えることが
できるようになる。
こちらの感覚のほうが
私はしっくりくる気がしています。
苦しみ、のたうち回るような
時間を経ることによって
偽りなくそう思える
心根から発する感謝が
また感謝を呼び
お一人お一人の人生にとって
好き循環を巡らせるように
なるのではないかと私は感じています。
苦労をするのがよい
ということではなく
思いがけずに遭遇した
辛い経験と向き合った結果
心の使い方をその都度
習得なさっていると考えるのが
自然かもしれません。
当たり前だと思うことは
何一つ当たり前じゃない。
いろいろな場面で見聞きする言葉です。
心底、そう思えるには
やはりご自身のなかに
そう感じとる経験に基づいた
心のセンサーがあるかどうか。
美しい朝日の陽光に透ける
初夏の木々の葉を眺め
そんなことを感じたGW半ばの朝です。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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