深夜に立ち寄った
24時間営業スーパーで
品定めに夢中になり
後ずさりしてきた男性に
足を踏まれました。
私は縦幅が少し大きめの靴を
履く癖があるので
足先に余裕があることが多い。
ちょうど踏まれた場所は
指が入ってなかったので
たいしたことは
ありませんでした。
後ろ向きにいて
他人の靴に乗り上がり
ご自身もびっくりしたのか
ものすごい勢いで
これ以上ないというほどに
謝ってくださります。
お気になさらずと思いながら
ふと幼かった時分の甥っ子を
思い出しました。
私の足を踏んだ当時3歳だった
一番末っ子の甥がとった行動。
雨上がりとあって
水が残る遊具に触った手を
拭き取るように貸した
私のタオルを
いきなり踏んだ私の足下にある
水たまりに浸し
濡らしたタオルで
私の靴を拭いています。
「まさこさんのクツを
ふんじゃったの・・」
愛らしいというか
子供らしいユニークな発想に
思わず吹き出したことを
何年も前のことなのに
よく覚えています。
同じ行為一つでも
それぞれに個性があり
そこに宿る思いもそれぞれ。
子供から大人まで
“誠実さ” と言葉一つで表現するにも
さまざまな形があり
人が皆
一つ一つ色も形も
異なる美しい花だと
感じるのは
こんなときです。
「すべき」で括れることは
ほんとうは何一つ
ないのかもしれません。
北アルプス国際芸術祭参加作品より「クリスタルハウス」(ニコラ・ダロ フランス)
◎歴史的な「塩の道」をモチーフに機械仕掛けのフィギュアで構成されたサウンドインスタレーションだそうです。設置された蔵全体がミュージックボックスになっていました。バンドリーダーはお猿さんです。ちょっと怖い???
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