街中や里山のあちらこちらで発見して出会う小さな兆しはもちろん、ふりそそぐ陽射しの強さや風の暖かさでもだんだんに、もうすぐそこまで近づいてきている春の息吹を感じられるようになってきました。
寒い冬の間に縮こまっていた身体や心をふっと緩めた途端、五感伝いに多くのメッセージが飛び込んできやすくなります。
一方、季節の変わり目ほど、日常生活に大小様々な環境の変化が生じ次々と対応するのですからいつも以上に心も身体も大忙しですね。
脳も、心も、身体もけっこうフル回転で、せっかく待ち望んだ新しい季節の到来も気づけばちょっと疲れてしまうな・・。
こんな感じを覚える方も意外と多いのではないでしょうか。
中医の世界では、この芽吹きの季節は身体の内に溜まっていた毒や膿み出しの時期にもあたります。
こんな時季だからこそ、ぜひいつも以上に「感じる」ことを大切にしていただきたいなと思います。
やることが多く、また考えることも多い。
そんなときこそあえて心に重点を置いて、行動のきっかけにして良いと思います。
私たちの脳は最高機能を備えた司令塔ですから、無理にあれこれ考えようとしなくても実はこれまで積み重ねてきた経験、学んできた様々な知識やたくさんの情報を十分すぎるほどそこに蓄え備えています。
脳は常に、私たちへ最高パフォーマンスを提供したいと思ってくれているわけです。
だから信じて握りしめているものをいったん手放しても大丈夫。
心に従えば従うほど、その最高機能を備えた司令塔である脳は自然と思考も行動も今置かれている状況に対し最適な選択をしてくれます。
脳と心がちゃんとつながると無敵です。
たくさんの考えが浮かんで頭ばかり熱くなってきたな、と思ったら一旦考えることから離れてみる。
そして、”シンプルに、素直に・・ただ感じてみる”。
どんな時も、置き去りにしていたハートに耳を傾けることって案外大切かもしれませんね。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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