杞憂という言葉とは
また少し違うのだと思いますが
自分の身勝手な思いで
「こうだったらいいのにな」
と思ってしまうことがあります。
遠方からわざわざ足を運んで
遊びに来てくださる方が
この季節ならではの
美しい独特なこの風景を
眺めていただけたら素敵なのに。
そんなことを考えていました。
4月下旬から5月を迎えての
この時季の安曇野は
残雪をその頂にみる北アルプスが
水田の水面に映りこむ姿など
私個人としては
最も美しい時季だと思っています。
けれどもお天気は下り坂。
気温はぐっと春先レベルまで下がり
雨にも見舞われるとの予報でした。
どこかで一人、残念に思う自分がいます。
せっかくの機会なのにな・・。
そんな思いでした。
けれども、あるやりとりの中で
その方がさりげなく綴ってくださった
「基本何でも楽しめます。
お目にかかれるだけで最高」
の言葉に救われる思いがしました。
残念だと思っていたのは
こちらの一方的な思いであって
心を遣っているようで
実は、自分自身の「こうして差し上げたい」
を満足させるための思いだったことに
気づかされます。
何気ないやりとりですが
さりげなくその言葉を発された
お相手の
それこそ真のお心遣いに感謝します。
・・と同時に
雨降りの中いっそう色彩が映える
濃淡豊かな新緑や花々が
愛おしく目に映ってきました。
そうです、そうです、そうでした。
共に過ごす時間だからこそ
目に映る景色や一緒に食すもの
すべてが特別になるのでした。
おもてなしの精神は
「あぁ、いいな、楽しいな」と
共鳴しあった心にこそ
真の光が宿るものなのかもしれません。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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