庭の木瓜(ぼけ)の花が
いっせいにその蕾をほころばせ
咲き始めています。
庭に赤が混じると
ぱっと明るく華やかになり
眺める人間の顔まで
笑顔でほころびそうな気がします。
年明けの独立開業以来
それ以前までも
異例の件数をこなす日々でしたが
さらにその件数的な量
また、質的な部分の
ヘビーさは増しています。
けれども、そこは生来の性分も手伝い
ささやかな楽しみや
切り替えをうまく取り入れながら
こなしているとあって
さほど気にはなりません。
ただ、残念でたまらないのは
季節の移ろうつぶさな変化を
この五感を通して感じ尽くすことが
なかなか叶わなくなっている
そんなところでしょうか。
だからこそ、思いがけずに
こんな明るい色彩を
カーテンを開けた窓越しに
朝から目にすると
胸躍り、今日という一日と
そこを生きる自分に対し
期待をしたくなります。
期待とは、決して周囲の他者や
外部環境に抱くだけのものではなく
本来はご自身、あるいは
備え持つその底力を信じるからこそ
そこに生まれるもの
そう思っています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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