4月を迎えてのまさかですが
早い年ですと2月上中旬には
お目にかかることができる福寿草。
今年も降雪、積雪のあった春先に
ブログに登場していましたね。
2月の異例な暖かさ
3月の寒の戻りにて
蕾のまま体を覆う重い雪から
顔をちらりと覗かせ
「いったいどうすりゃいいんだ?」
と言わんばかりに
様子を伺っていたものの
ついぞ
咲くタイミングを失って
本来ですと
福寿草の花がすべて終わり
3月下旬あたりから
茎や葉だけが繁茂してゆく状態に
既になっておりました。
・・が、今朝方カーテンを開けると
一つ、開花をしており
季節外れの福寿草の花に驚いています。
本来の花の大きさより
だいぶ小さな花ですが
こうして与えられた生命を
サイクルに従いまっとうする姿は
感慨深いものです。
脇では水仙や木瓜(ぼけ)の花が
咲き始めており
春の装いの庭ではあるのですが
遅ればせながら
尊い花を咲かせた季節外れの福寿草に
しばらくはこの庭(舞台ステージ)の
スポットライトを浴びせたくなる。
そんな朝でした。
各々の生命が
それぞれの内なる世界と
外の世界(外部環境)との
絶妙なタイミングにより
しかるべき時に
開花してゆく様子は
私たち人間の人生においても
同じなのかもしれません。
それは、我々人間という
大きな宇宙のなかでは
ちっぽけな存在が
わずかにしか機能を
発揮しきれていない脳の一部で
あれこれわかったように
こねくり回した
小さな知識や経験で
はかれるものを遙かに超えた
天のみが知るかのような
絶妙なタイミングで
一人一人にとっての
開花の時季は
必ず訪れるのだと思わせる
そんな光を感じるような
神々しい景色でした。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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