先日、仕事で訪問へ出た帰り道に
いつも通らない山道ルートを選んで
車を走らせていると
季節ならではの新鮮なフルーツを
直売している個人農家さんや販売所を
いくつも見かける機会がありました。
かたい桃が何より好物の家族が
いるとあって、思わず
「かたい桃あります」の張り紙に
吸い寄せられるように
寄ってみることにしました。
農家のおじさんたちが
談話しながら販売していらっしゃり
試食用にささっと
件の ”かたい桃” を器用に
掌の中でカットしてくださいます。
以前、知り合った山梨県の
大きな桃農家さんから
おすそ分けいただいた
大変上等な桃のように
傷みはもちろん
サイズや色むらはご法度といった
感じではなく
もっとざっくばらんとした
とっつきやすい桃でした。
調子に乗って悩むふりをして
カットしてくださるのをよいことに
バクバク試食しまくった挙句
一パック購入してみることに
しました。
「どれが一番甘いですか?」
と当方の問いに
「大きいのほど甘い」
と農家さん。
もう、おとうさん、商売上手!
かたくて甘い桃、大きいサイズを
1パック購入すると
もひとつ、おまけにかたい桃と
今日採れたばかりだからと
丸いズッキーニと
九州から届いた特殊な苗から育った
キュウリというものも
おまけでいただいて
帰ってきました。
その日の晩、さっそく
いただいた桃を食し
特殊と言われ
いただいてきたキュウリをも
サラダにしていただいてみます。
我が家の菜園でもキュウリは
毎年買う数本の苗から
毎日これでもかと
実ってくれているものの
九州から来た特殊なキュウリには
こりゃ敵わないと
ありがたくいただいてみましたが・・。
変わりはないのでしょう。
味は我が家の菜園と同じ気がします。
けれども、おとうさんがおっしゃった
「特殊な」に特別感を覚え
何かが違うような気がして
ありがたくいただく。
人の気持ちが加わるというのは
そんなところなのかもしれません。
おまけがただのおまけではない。
そこにその方の温もりを感じるから
特別に感じるのだと思うのです。
夏はまだまだこれから!
旬のものをたっぷりいただき
上手に波乗りするように
乗り切っていきたいものです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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