昨日で12年経ったことが
各所で報じられた
誰もが忘れられないあの日。
私が最初にみさせていただいた
クライエント様も
震災の記憶に苛まれる方だった
と記憶しています。
これは自然災害に限らず
大きな事件や事故
非日常的で衝撃を受けた体験
大切な人を失う喪失体験
あるいは戦争などでも
同じようなことが
言えるのかもしれませんが
あの日やあの瞬間からも
「日常」は止まることなく
続いており
どのような苦しみや辛さを
その心に覚えていても
日々を生きなければならないわけです。
毎日、体験した出来事の上に
今日という日を
新たに上書きしているのであって
体験したことや起きた事実が
なくなったわけではない。
そう私は感じています。
同じ街に生れても
災害を経験していない子供たちに
ご自身が体験なさったことを伝えようとする
語り部の方々の存在も
たいへん印象的でした。
あの日、あの瞬間を
今はまだ辛いから
忘れていたい人もいる。
どの瞬間も
忘れたくない人もいる。
忘れないようにしている人もいる。
思いは様々です。
それでも、どれだけ時が経とうとも
実際に遭われた人々にとっては
昨日のことのように
まだ続いている
ストーリーの途中であり
上書きされた毎日の中でも
あの日は、この瞬間も
息づいているのだということ。
心のどこかで感じ取る
その思いにそっと静かに寄り添い
共に祈りを捧げさせていただく
節目となりました。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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