夜明け前が最も暗いというのは
天空の世界だけの話ではなく
私たちの人生そのものでも
あるように感じることがあります。
濃霧に巻かれて身動きがとれなくなった。
そんな風に感じることも・・。
そんな時は、むやみに
歩き出そうとしなくても
その場でできること
例えば暖をとって体力を温存し
じっとしていることが
大切な時もあるのかもしれません。
明けない闇、晴れない濃霧はなく
もちろん闇や霧の濃さによって
そのタイミングが異なることは
あるのでしょうが
じっと目を凝らしていると
次第にその視界に
変化が生じてくることに
気づけることと思います。
変化が生じた視界に
わずかな光を見つけられたなら
その光をランタンのように用い
足元を照らしながら
じっとしていた時間に蓄えた
エネルギーや体力はもちろん
知恵や知識、技能などを携え
定めた方向へ向かい
再び歩き始めるのでしょう。
濃霧であれ、闇であれ
一時の視界を遮る現象が
いずれ晴れていくことを知り
その先に差し入る光の存在を
どこか本能的に知っているからこそ
私たちはつまずこうが
立ち止まろうが
何度でも
「あと一歩」を踏み出すことが
できるのだと思うのです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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