雨で足下が滑って転けた日曜日。
駐車場へ向かう
裏庭でのできごとでした。
転けた目線の先に
これまでは気づかなかった
一面の苔の世界を見つけます。
いつも急ぎ足で行き来する
裏の坪庭には
もう何年どころか何十年も
この苔たちは
ひっそり生息範囲を広げ
存在していたことでしょう。
ただ、見慣れた風景だと思い
足早に行き来する日常の
立ち姿のままの目線からは
一面グリーンの絨毯にしか見えません。
倒れた目の前にある
苔の大きく見えること。
そのシンプルな美しさに驚き
転んで打った痛みも忘れ
しばらく観察してしまいました。
目線が変わるだけで
見える世界は
まるで違います。
苔に限らず当たり前だと思う景色は
どの方位や角度
あるいは目線の高さから眺めるかで
目に映る世界はもちろん
心に感じられることまで
大きく変わってきます。
常にアイデアを生み出す方は
尽きない新しいものへの興味というのも
あるのかもしれませんが
もしかすると、それよりも
こうした日々のあらゆる瞬間で
見慣れた日常の見方、捉え方に
変化をつけることが
長けていらっしゃるのかもしれませんね。
転けて寝そべった目線のおかげで
これまでやりたかった仕事に
一つ新しいアイデアがひらめきました。
毎回、雨で滑って転けるという
身体を張ったコントばりの生活では
身がもたないので
そこは充分に気をつけながら
身近な生活の中に埋もれる
新たな見方に気づきながら
ワクワクする人生の構築に
生かしていきたいと思う週末でした。
皆さん、足下にはくれぐれも気をつけて
今日から始まる新しい一週間も
素敵な時間となりますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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“転け(コケ)て身近な苔(こけ)の世界” に対して1件のコメントがあります。