わかっちゃいたけど
やっぱり・・・。
信州(長野)の春は
甘いだけでないのがわかるのは
4月1日の降雪とここ連日の
時にマイナス気温まで下がる陽気。
それでも、草花が芽を出し
花を付けているものも多いです。
都市部に比べると桜のような
春の大物主役はまだですが
少しずつ辺りに色彩が
増えてきました。
少し前までは指先の腹に
乗るか乗らないかほど
小さな茎全体に
マッチ棒の先ほどの
愛らしい花をつけた野花すら
ものすごく愛おしく感じ
感動したものです。
こうして、だんだんに花が開花し
辺りに椿や水仙、クロッカス・・
といった具合に
色彩豊かな
春を代表する花々が目を覚まし
その美しさを誇りだすと
そちらに目を奪われ
もっと、もっと美しい花を・・と
求めてしまうのが私たち。
どこか、何かを始めたばかりの
初動の時分に出逢った機会や人々と
似ているところがあるように思います。
自分の発した声を
あるいは手がけた作品や
プロジェクト。
それらに何かを感じ
声をかけてくださった
ささやかではあるけれど
起点(基点)となる出逢い。
だんだんに活動が増し
多くの出会いに恵まれてくると
いつの間にやら
最初の出会いで覚えたような
ささやかなことへの大きな感動は
どこか薄れがちです。
そして、求め始める
もっと、もっと・・・。
小さな「初めて」があったからこそ
始まった新しい人生の幕。
どんなときも、あのきっかけは小さくも
大きく抱いた感動を
自分の胸のどこかに携え
覚えながら
これから花々はじめ
濃淡緑の豊かな草木が一気に
目覚めていく新しい四季
つまり、人生の舞台を
あの感動と感謝を忘れずに
歩みたいと思うのです。
厳しい寒さに凍てつく日々のなか
やっとこ見つけた春の小さな野花に
感動する自分自身の心を
いつまでも忘れずにありたい。
これからもたくさん
美しくダイナミックな花々(機会や人々)と
出逢っていくのでしょう。
芽吹いたばかりの小さな野花に
心を大きく躍らせた初心を携え
さらなる美しく巡る季節(人生の舞台)を
丁寧に味わっていきたいものです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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