長野のこの家に来たばかりの頃
父の生まれた家として
祖父母が暮らしたこの家は
周囲を取り囲む庭木が
枯れていることが目立ちました。
かつてのように花を活ける
祖母もなく
家の中に花が飾られることも
少なくなっていたのでしょう。
花を飾ってもすぐ枯れる。
そう言っていたことが印象的です。
当時の母は既に
環境から生じる心の病に
苦しんでいる最中とあって
花を飾る気にもならないのは
よく解る気がします。
私が来てからしばらくして
まだ若く健康な生命力のあるものが
やってきたからなのか
庭の木々がなぜか途端に
回復していきました。
家の中に花を活けても
夏場はさすがに水が暖かくなるので
傷みやすくなりますが
それ以外の季節では
都心の家にいた頃のように
その生命力の鮮度を長く保ち
美しく咲き続けるようになりました。
草花が好き、自然が好きという
慈しむ想いもちゃんと
植物たちに伝わっているのでしょうか。
手間暇をかければかけた分
無言で生き生きとした生命力を
返してくれるように感じます。
心が傷ついた方々が
一様に植物に触れたがる気持ちも
たいへんよくわかります。
言葉や会話はなくとも
エネルギーで対話や交流をし
心が穏やかに落ち着いてくる。
そんな感じなのかもしれません。
やさしい気持ちで接すれば
やさしいエネルギーが返ってきて
癒やされる思いがする。
無言のエールを送り合っているような
気持ちになることが多いです。
先日、我が家の再生した
鉢植えについて書いたばかりですが
一度枯れた植物も
意識をそこに向けて
必要な手入れだけすれば
あとは元々持っている
力強い生命力で
ぐんぐん再生していきます。
関連ブログ 『あ、生きている!』
今現在の我が家では枯れ木も
ほとんど無くなり
家の中に活けた花々は
長く咲き続けるようになっています。
ある意味、これが私たち
住まう人間のバロメーターで
植物が早くに傷んだり
枯れるようになると
イライラしていないか
もやもやしていないか
ちゃんと思考や感情を
切り替えているのか・・といった
自分たちの心身の状態を測る
ちょっとしたチェック機能にも
なっています。
現在も、3週間前に飾った
チューリップやアネモネが
まだまだ元気に咲いています。
季節を過ぎたシクラメンや
プリムラの鉢も
新しい蕾を続々と芽吹かせています。
今日もエネルギー満タン!
この家に住まう私たち人間も、花々も
お互いに良いエネルギーを
交換し合って今日も良好に出発です。
毎日をがんばる皆さんにも
柔らかなエネルギーが
漏れ伝わりゆきますように。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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