”どうして子供はウソをついたのか”
タイトルの「オオカミ少年」は
皆さんもよく知る
イソップ寓話の一つ。
「嘘をつく子供」という原題で
世界中に知られているお話です。
小さなお子さんが
ウソをついて困ると
おっしゃって
親御さんから相談される場合。
お子さんと話をしてみると
意外なことに気づくことが
多いように思います。
見えないものが見える。
これはお子さんならではの
鋭い感覚で
目や耳をはじめとする
五感では捉えられない何かを
感じとっていることもあるので
相手が話すことを
こちらも真剣に
聞くようにしています。
何を話してもウソばかりと
レッテルを貼られている
その子の心に触れたとき
守ろうとしているものや
大切な存在があったり
することもあります。
それは自分自身だったり
あるいは自分を非難する
親御さんだったり。
子供なりに何かを
一生懸命に守ろうとして
ついていることもあります。
私たち自身にもあった子供時代。
どんな風に接してもらえたら
幸せを感じたのか。
どんな言葉をかけられたら
信じてもらえていると
大人を信じられたのか。
どんな場所にいたら
安心を覚えたのか。
私たちがこれまで通ってきた道で
自分自身や周りの人々を
見つめてきた過程に
大切な答えがあることも。
ただただ
愛を確認したくて
自分という存在を
認めて欲しくて・・。
叱って「ウソはダメ」と
言う前に
子供が何を守ろうとして
何を欲しているのか。
もう一度、立ち止まって
相手を真摯に見つめ
そのウソが出る
発信源の思いに寄り添い
理解しようと努めることが
大切なのかもしれません。
北アルプス国際芸術祭参加作品 「ひみつの森」(麻倉美術部 ASAGURA Art Lab 日本)
◎大町市在住のアーティストほか市民有志が集う美術部の作品だそうです。個性的で不思議な世界・・、まさに「ひみつの森」?より再び作品の写真
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小松万佐子から皆様へのメッセージ
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