先日、安曇野市内を運転していたら
稲を刈った田に火をつけ
野焼きをしている風景に出くわしました。
SNSでつながる方が
子供時分に故郷で
秋といえば稲刈り後の
籾殻に火をつけた様子だと
教えてくださったばかりだからか
目の前の風景と漂う匂いが
そのお話に重なりました。
晩秋から冬の入り口に立つまでの
身体には心地よさと厳しさの
どちらも感じやすい独特な空気は
どこか懐かしい子供の頃や
故郷の風景を思わせる
情緒や心象風景に
直接働きかけてくるような
不思議な趣があります。
心の繊細なひだの陰に
そっとしまわれた懐かしい記憶が
くすぐられやすい・・
そんな時季なのかもしれませんね。
懐かしく大切な思い出や人々を
胸に思い浮かべては
ほっこり温かくやさしい気持ちになる。
晩秋の幻想的で色彩豊かな風景には
私たちのノスタルジックな部分を
刺激する何か特別な力が
秘められているような気がします。
ここしばらく、朝方に
濃霧が続いていた安曇野も
今朝は久しぶりに視界もクリアな
良いお天気の朝を迎えています。
里山のあちこちに晩秋ならではの
五感を刺激する要素が溢れ
センチメンタルな優しい気持ちに
なれそうな日曜日です。
長く厳しい冬の気配が
あちらこちらに見え隠れする晩秋。
少し懐かしい気持ちに触れながら
皆さん、心も身体も暖かくされ
貴重な残照を楽しまれますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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