夏休み前後は、絶賛
学生さんを含めた
お子さんのカウンセリングも
対面、オンライン問わず
増えてくる時季です。
年齢に関係なく
いえ、むしろ大人ほど
心の中の風景には
相反するような感情が密接に
くっつきあっていたりするもの。
わかりやすい例で言うならば
「好きだけれど憎い」
「心を開きたい(親しくなりたい)けれど苦手」
「どうせ解らないだろうけれど
一番解って欲しい」
一見、相反する感情が
ぴったりくっつきあって
存在していたりする
おまけに、ほぼ同時に
それらの思いが生じるのですから
抱いたご自身すら混乱して
どちらかを力任せにでも
打ち消さなくてはならないと
やたらと乱暴に
自らを、あるいは誰かを、何かを
咎めたり攻撃して
自己防衛したりする・・
本当に私たちの心は
やっかいなものですね。
そして、だからこそ愛おしいのです。
冒頭の「一見、相反する」というのが
実はポイントだったりします。
言葉は言葉。
口をついて出た言葉が
そもそもご自身の心と
合致しているものなのか。
例えば「行きたい」「○○をしたい」
と言ってみるも
行動が一向に起こらない
変わらないのであれば
それは、心はNOと言っている
あるいは
何かが引っかかって行きづらい
といった具合に
言葉そのものの
「行きたい」に
心は応じていない
ということになります。
毎日、多くの皆さんの心と
向き合わせていただいていると
一見、トゲを持って
とんがっている気持ちのすぐ脇には
美しい花の蕾や
大きな花がついていることに
気づくことが多いです。
どちらもあって上等!
それ故に私たちは生きている
限りある生命を持った
計り知れないほど精緻な造りの
心を持つ生身の存在である
と言えるのでしょうから。
だからこそ、感じたその思いの根っこは
どこに繋がっているのかを的確に知り
そこに隠れた思いを
他でもない自らが
酌んで差し上げることが
大事なのかもしれません。
今日の皆さんの心の住人たちは
どのような様子でお過ごしでしょう。
まずは、×をつけることなく
眺めてみるところから。
◎我が家の庭のサボテンくん。刺さると痛い固いトゲで全身を覆っていますが、そのトゲとぴったりくっついた位置には、多いときは一体に10数個もの花が、鉢全体では30個近くの赤い神々しい花をつけています。一旦、暑さを乗り越えて、今年2度目の開花時期がやってきたようで、次々と蕾をつけたり花を咲かせ始めています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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