先日のブログでもお伝えした
我が家の庭の源平咲きの椿のうちの1本。
毎年、たいへん艶やかなその姿を
玄関前で咲き誇るも
今春は、咲き始める前の蕾の時期に
行きつ戻りつの春の陽気に
待ちきれなかったであろう鳥さんたちが
蕾に嘴を突っ込んだり
かじり始めるという現象を
お話したばかりでした。
当該ブログ 『可愛いだけじゃだめかしら?』
開花した花が端から
切り絵細工のような体とあって
ブログを綴ったその日のうちに
ホームセンターでネットを買い求め
張ってもらって安心しておりました。
桜より先に椿が咲いている記憶でしたが
今年の桜は
わーっと咲いて
わーっと散っていってしまうという
非常に駆け足で
春の舞台のセンターへ登場
また、舞台袖への移動とあって
気づいたら、桜が散って
葉桜となった今になって
庭中の椿が満開を迎えています。
椿の花を守るための
良かれと思って張ったネットですが
おかげさまで鳥はつかず
当初のものを覗いては
源平どちらも
(マーブルは多いものの白と赤が少なくなりました)
見事な花をつけています。
花の気持ちは、花にしかわかりません。
ネットに押しつぶされて
咲きづらそうな花々を見ると
少し胸が痛む気がします。
けれども、おそらく
きつそうなネットを外した途端
庭で囀っている鳥たちが
どっと押し寄せるのでしょう。
これが人ならば
「あなたはどうしたい?」と
伺えるものの
こればかりは良かれと思ったことが
植物のあるがままの姿を
阻んでしまっているのではないかと
今朝はしんみり考えてしまいました。
ちなみに椿の花は
花を行き来する虫の媒介はないため
先日のブログ内でつぶやいた
”こんにゃーろー”
をぶつけたお相手
ヒヨドリさんや
メジロさんが花粉を運んでいるそうです。
大事な大事な
受粉作業ではあるので
そろそろネットを外して
自然の姿に返したい。
そんなことを思う日曜の朝でした。
どのような姿であっても
そのもの本来の姿であれるよう
時々手をかけ
後は備え持つ力を信じて見守る。
やはり、口はきけずとも
植物も人間も同じ
なのかもしれません。
◎ルームから見える庭に1本、テラス脇に1本、そして玄関前に1本。すべて源平咲きの我が家の椿は今がちょうど盛りです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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