昨日来、雨降りが続いています。
一時の冷たい雨から
春をどこかに感じる
柔らかさを伴うものに変わったと
感じるのは私だけでしょうか。
これだけしっかり降ると
大地が潤います。
新たな養分を含み
草木や花々を培い育てる大地が
しっかりと
できあがっていきます。
春の雨はどこかやさしいです。
寄り添うような
やさしさの養分を
その雫に
多分に含むかのように
絶え間なく
けれども静かに・・
大地へと
降り注ぎ続ける傍らで
それら雨粒を浴びながら
春の生き物や植物が
所々に顔を覗かせていました。
年度末を迎える3月は特に
先日、日帰りで出向いた
名古屋行きを除き
連日、朝~晩までセッションが
入っているとあって
こうした
庭の片隅で静かに生じている
小さな季節の変化を
見つけにくくなっている
自分に気づきます。
しばらくぶりに覗いた
裏庭の
満開が過ぎた
小梅の木の根元に
ふきぼこ注)たちが
群生していました。
春の雨を浴びて
さらにぐんぐんと
伸びてゆくようです。
春は、晴れの日も
もちろんうれしいですが
雨の日は雨の日で
来たる新しい季節に向けて
自然の循環の中では
欠かせぬ大切な時間だと
改めて感じています。
私たち人間の人生
喜怒哀楽も同じく。
笑顔でいるばかりでなく
涙を流す日もあるからこそ
心の土壌は
豊富な栄養素と水分を含み
柔らかく耕され
次なるサイクルに向かい
さらなる豊かさをもって
循環してゆく。
だからこそ
訪れた晴れ間が
いっそうの輝きを
増しゆくのでしょう。
やさしい春の雨を眺めながら
ふと、そんなことを
考えておりました。
◎ 注)長野県の中信地区(全域なのでしょうか?)ではフキノトウのことを「ふきぼこ」と呼びます。こちらの関連ブログ内でご紹介していましたね。
『母の味』
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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