昨日の元旦は、全国的に
曇り空のところが
多かったのでしょうか。
夜が明けて、日が昇り
改めて昨夕の自然災害による
被害状況、現在も続く不安定な状況を
映像を通して目にし
ただただ胸が痛む思いです。
識者を交えた多くの方々が
まだ全容把握に時間を要す状況下を
今、できることに
全力であたってくださって
いらっしゃいます。
昨日で12年経ったことが
各所で報じられた
誰もが忘れられないあの日。
私が最初にみさせていただいた
クライエント様も
震災の記憶に苛まれる方だった
と記憶しています。
これは自然災害に限らず
大きな事件や事故
非日常的で衝撃を受けた体験
大切な人を失う喪失体験あるいは戦争などでも
同じようなことが
言えるのかもしれませんがあの日やあの瞬間からも
「日常」は止まることなく
続いておりどのような苦しみや辛さを
その心に覚えていても
日々を生きなければならないわけです。
毎日、体験した出来事の上に
今日という日を
新たに上書きしているのであって
体験したことや起きた事実が
なくなったわけではない。そう私は感じています。
同じ街に生れても
災害を経験していない子供たちに
ご自身が体験なさったことを伝えようとする
語り部の方々の存在も
たいへん印象的でした。
あの日、あの瞬間を
今はまだ辛いから
忘れていたい人もいる。どの瞬間も
忘れたくない人もいる。忘れないようにしている人もいる。
思いは様々です。
それでも、どれだけ時が経とうとも
実際に遭われた人々にとっては昨日のことのように
まだ続いている
ストーリーの途中であり上書きされた毎日の中でも
あの日は、この瞬間も
息づいているのだということ。
心のどこかで感じ取る
その思いにそっと静かに寄り添い
共に祈りを捧げさせていただく
節目となりました。2023年3月12日に綴った小松万佐子ブログ『上書きされる毎日とあの日』より
不安と緊張、恐怖、悲しみ・・・
さまざまな思いが
次々と胸に去来するなか
起きた出来事を
受けとめるだけでも精一杯なのに
時間は止まることなく流れるなか
日々の生活を重ねていく思いが
どれほどのことか・・・・。
新年が明けて早々の祈りが
被災地域の皆様へはもちろん
関わるすべての皆様へ
寄り添いあるよう願っています。
◎写真は12月30日の国営アルプスあづみの公園のイルミネーションです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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