昨日のブログより 『七転び八起き(新潟訪問2-1)』
続きを綴ってまいります。
自動車整備の看板を見つけ
自ら助けを求めに駆け込みたいも
車通りが激しい運転席側では
むやみにドアを開けられない状態とあって
甥に託すもなかなか気が進まないようです。
こればかりは突然の出来事に
やるせない気持ちもわかるが
このままでは
後続車に迷惑をかけるばかりか
さらなる禍を招きかねない。
”甥っ子よ、巻き込み大変申し訳ない。
だが、人生には恥もへったくれもなく
なりふり構わず
他者の助けを求めなくてはならない
タイミングというのもあるのだよ。。。”
そんな申し訳なさを覚えながらも
助けを呼びにやっているうちに
これまで静かに見守ってくれていた
後続の走行車群の中から大きな音で
クラクションを鳴らす大型車も現れる。
同乗者一堂、生きた心地せず
フリーズするなか
私は上半身を
運転席の窓から乗り出し
拝み倒すように
手で車を指し×サインを示し
頭を下げまくる。
それでもクラクションは止まない。
左折して恐らくフェリーや
空港方面へ行きたい大型車にとって
左折したい道路にお尻が引っかかって
ハザードを出している車は
左折の妨げでしかなく
時間に追われていれば仕方のない
至極当然の怒り。
”大変、申し訳ございません。
でもね、おっさん!
私も車外へ出ることが叶わず
身動きもとれず
謝るしかできないのでございます!!
今、助けを呼びにやっているから
堪忍してくださいませっ!!”
そんな思いで助けを待つと
間もなくお仕事中であったろうに
目の前の整備会社のスタッフさんが
駆けつけてくださいました。
原因がさっぱりわからず
何をどうやっても
動かなくなっているらしく
ひとまず人手で押して
左折路から完全に外さなくては・・
「男性陣のお力を!」と
そのスタッフさんの言葉と同時に
道路事情を伺い隙をみて
外へ出られた私が一人で
”どぅおりゃあ~~~っ!”
と、ひと押しで
あえなく移動完了。
なんとか整備会社さんの前の
安全な場所まで
車を移動させていただき
それだけでも感謝であるのに
何人かのスタッフさんが
代わる代わる車のフロントを開けて
みてくださいます。
バッテリーは良好と
計測器には表示され
恐らく電圧系統の触れない部分に
不具合が生じたのだろうとのこと。
車検を終えたばかりなのに・・と
車の代理店への憤りを口にすると
整備会社のスタッフさんが
「これは、起きてみないとわからない
電気系統のトラブルだと思うので
プロでも、点検の瞬間に生じなければ
どうやっても見抜けないと思います」
とおっしゃいます。
その間、JAFか
ロードサービスはもちろん
保険会社へ連絡は
とうに済んでいるかと思いきや
とーちゃん、この間
後部座席でスマホを握り
フリーズしたまま
何もしておりませんでした。
スマホで電話がかからないと
頭の中がパニくっておりましたが
”それはですね、父上
御自ら「機内モード」を
触ってしまっているので
ございます。悪しからず・・・”
保険会社、ロードサービスと
連絡するところへ自分で連絡し
車は整備会社の方々の診断で
これ以上走行は不可能
今度止まったら大事故を招くこと必須
保険会社とも相談し
レッカーで松本の車代理店まで
運ぶことになります。
保険会社さんのご厚意で
新潟→松本では保険のカバー範囲から
移動距離が大幅に
オーバーしまくっているものの
今回に限りすべて保険の範囲内で
カバーしていただけることに。
感謝でしかありません。
たまたまトラブルが生じた場所が
自動車整備会社の目の前
また、発生が金曜の夕方であり
(土日でしたら整備会社はお休みでした)
スタッフさんたちの心強い
お力添えのおかげで事故に至らず
巻き添えを生むこともなく
原因の切り分けが早期にでき
むやみに車検を行った
車の代理店にクレームを言わずとも
済みました。
おかげで、感情に飲まれることなく
淡々粛々とやることを
済ますことができたのです。
どれほどお礼を言っても言い切れないほど。
丁重にお礼をさせていただきました。
何より、この不可抗力のトラブルが
高速道路で発生していれば
大惨事は免れず
こうして綴ることもなかったでしょう。
市街地で生じていても
周囲を巻き込んで事故になっていた
そんな可能性だってあったはずです。
本当にすべて天の助けに救われた思いでした。
一つ問題は
私の車であれば入っている
代車サービスの保険を
とーちゃん、自分の車では
省いておりました。
父の信条「事故はしない」は
あり得ない。
心がけは大切ですが
世の中何が起こるかは
わからないのでございます。
こういう時につまらない部分で
ケチるとつけがくるものでございます。
こういうことが起きる旅に限って
通常の旅以上に搭載荷物が多い!
せっかく甥っ子の会うのだからと
安曇野の農家さんやお店で購入した
野菜や玄米がこれでもかと
たんまり積まれているほか
履き替え用の靴を何足も
また数枚のひざ掛け、飲食類
スーツケースや各自のバッグ以外の
衣類・・・・といった類を
しこたま車に乗せており
おまけによりよって
往路の道中のSAや新潟市内の市場で
はしゃぎまくり
早々に土産物や
割れ物のお酒などを買いまくり
車に積んでしまっています。
マジか・・・。
まずはレッカーの到着を待って
これらをホテルに一旦すべて
入れなくてはなりません。
甥っ子が自分の車を
現場からは離れた住まうマンションまで
タクシーで戻り
とりに行ってくれることになり
まずは一旦、荷物に関しては安心。
ここも感謝しきりです。
日曜の朝一から私の仕事が
長野で入っているため
土曜中、最悪日曜の早朝までに
帰宅できる代替手段を探すも
週末であることから
一番助かるレンタカーに
どこの社も空きが一つもない
という現実にぶつかります。
土曜日から佐渡島へカーフェリーで
渡る観光客も多いのでしょうか。
レンタカーに一つも空きがない
というのは初めての体験です。
キャンセル待ちをさせていただくも
ほぼ見込めないと
数社からの返答。
一旦、この問題から離れ
気分を切り替え
突破口を探そうとします。
せっかくの旅ですもの
ハプニングごときで
楽しめないのはナンセンスです。
取りに戻った自分の車で
道路に出したトラブル車の搭載荷物を
積みなおしてホテルまで送ってくれた甥っ子の
引き続きの案内で
両親が訪ねたいと切望した
学び舎を案内してもらい
今回の旅の目的は果たします。
夕食を再びマルシェで摂って
パワーを補給し
あとは帰りの代替手段を考えるのみ。
ホテルの方に力をお借りして
酒類をはじめ荷物類はすべてまとめて
宅急便で送ることで解決。
脚の悪い母を含む高齢者二人を抱え
乗り継ぎが悪いことと
チケットが取りにくいなか
なんとか、費用的にも無理のない
最善の案がとれ
土曜の未明までかかりましたが
すべてが結果オーライに。
土曜は雨の中、タクシーで
市内を移動となりましたが
予報ほどの豪雨には
幸いなことに一度も遭わず
懲りずに様々な市場やお酒の試飲など
出発する夕刻の時間まで
満喫することができました。
多くの方々の助けのおかげで
いろいろな意味で思い出深い
素敵な旅となりました。
慣れて便利な自家用車に
頼ってしまっていては
体験できなかったことも
味わえたと思えば
何よりだったのかもしれません。
”災い転じて福となす”
まさに、そんな思いのする旅でした。。。
すべてに、深謝!!
◎ホテルの最上階にある「Befcoばかうけ展望室」で目が合ってしまったバリンちゃん!バリン、ボリンのキーホルダーとこのバリンちゃんを思わず買ってもた。。。。かわいい~!! お天気の悪い日でしたが、展望室からはなんとなく佐渡島もわかるような景色を眺めることができました。太平洋の海に慣れた人間にとって、日本海はまたいいなぁと今度は佐渡島に憧れを抱いています。再訪が叶いますように。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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