3月の頭に
とても素敵な贈りものを
いただきました。
柔らかな手触りがとても気持ち良く
春の装いにぴったり!
とてもステキだなと思いました。
10代半ば頃から、首に長く巻き付ける
ショールが好きでした。
まだ、当時の日本には
そうしたタイプのものが少なく
各ブランドの真四角のタイプが
多く出回っていた時分です。
滞在していた英国で
学校の先輩だった現地の友人から
日本に帰国する際に送られたものが
私と長いショールとの出会いでした。
15歳くらいだったと思います。
まだまだ日本では見かけない
そんなタイプの
先取りだった気がします。
以来、昭和の高校生なのに
さまざまに結び方をアレンジして
ショールを身につけるのは
毎日の習慣だった気がします。
セーラー服のセーラー部分のように
街中のolさんたちが
三角にして前で結ぶ巻き姿が
私はあまり好きではありませんでした。
大学生になってからは
リトアニアのリネンに目覚め
様々な染め色の
リネンの長いショールを
時に首の日焼け避け
時に全体のファッションの
差し色として
身につけることが多くなりました。
今でも30年~40年
平気で保っている
長いショールを身につけています。
自分で選ぶ色というのは
冬物の大判ショール以外の
さっと首に巻き付けるものに関しては
だいたいぱっと明るく映える色。
先述の通り、差し色として
選び、用いることも多いので
アプリコットや黄色
桜色、オレンジ、ヴァイオレット
といったものが目立ちます。
つい先日、仕事で戻った
都内の隙間時間にて
久しぶりに社の枠を超えた
主に海外で活躍していた
ジャーナリストの
仲間たちと再会しました。
桜が5分咲き程度となった
都内には
もう、この柔らかな春向けの
いただいたショールが
似合うだろうな・・と
初めて身につけて
出かけてみました。
着け心地がとても気持ち良く
贈ってくださった方々の
お気持ちまで伝わってくるような
心地よさです。
かつての友人たちが
ショールを眺め言います。
「そうそう、小松さんといえば
いつも首に何か巻いていた!」
春から冬まで年がら年中
屋内外どこでも
日本にいようが海外にいようが
巻物を首にして
手放さない私は
「首に巻物と言えば小松さん」
と言われるたびに
「そうそう、ネギを中に入れて
喉にあててるからね~」
とジョークを返していたものです。
いただいたショールのようなお色を
私が普段から選ぶかというと
実はそうではないことに気づきます。
やはり、ビビッドな色を
選ぶことが多いので
新しい感覚をいただいたような
そんな気がします。
出逢った仲間の一人に言われた言葉が
とても印象的でした。
「小松さんがいつも選ぶ色合いとは
またちょっと違うけれど
実は、小松さんってこういう柔らかい
ベージュとか、やさしい色合いが
”らしさ” をすごく表すんだよね」
ほぉ~~~!なるほど~~。
もしかすると
贈ってくださった方は
そんなイメージを
描いてくださったのかしら。
他者が選んでくださった
色合いというものには
もしかするとその想いと共に
自分が思い込んでいる「私」を
また少し違った角度や視点から
眺めてみるような
「私」の新たな魅力が
含まれているのかもしれないな。
そんなステキな気づきを得られる
貴重な機会を
贈りものを通していただいた気分です。
◎身につけたお写真は正月以降、てんでアップをしていないインスタに近々貼っておきます。明治時代の着物をアレンジして作っていただいたジャンバースカートにとても風合いが似合っていました。ありがとうございます。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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