考えや感情といった
一旦こびりつくと
厄介なほどにまとわりつく執着。
一見、執着とは思えないことにも
私たちは日々の暮らしのなかで
どこかでそうした思いや考えを
抱えているように感じます。
こればかりは、意識して
手放そう、切り離そうと
すればするほど
さらに執着は増していくようで
捨てたと思ってみても
またすぐに別の形をなして
戻ってくっついてくる。
こんな思いを
経験したことがない人の方が
珍しいかもしれません。
個々に自我があるのですから
当然のように
起こることだと思います。
日々の生活や仕事を通し
人々の中に入っていれば
手放したはずの考えや感情は
再び、ひょっこり
顔を出してきます。
そんなとき
最も効果的な切り替えは
自然の中に身を置き
自然と一体になる感覚を
得てみることだと思います。
私たち人間の小さな力では
なんとも仕様がない
大きな
そして叡智そのものである
自然の中で
その息吹を感覚を通して感じ
自然と一体感を得たときに
それまで何をやっても
手放せなかった感情や思考が
すっと消えてなくなるように
薄れていく経験をなさった方々も
いらっしゃるかもしれません。
知識で理解したのではなく
細胞レベルで感じたからこそ。
まさに、自然と一体になることで
実感した「自然の一部」という
感覚なのでしょう。
自然と一体化できると
「私が、僕が・・」と
頑なにこだわっていたものが
剥がれ落ちていくような
感覚が生じます。
心を開いて自然と繋がったとき
自然は私たちの感情や思考を
浄化しながら
元々あったはずの
”自然な状態” に戻してくれる
不思議で驚異的な力を持っている。
そんな気がしています。
来週は大寒波がやってくると
天気予報ではいわれていますが
今週末、この1週間の間に溜った
様々な思いや考えを
自然からは遠い地域に
お住まいの方々も
ご近所やお庭から眺めたり
触れられる自然の力を借り
真っ白な息を吐きながら
深呼吸をなさってみるお時間が
とれるといいかもしれませんね。
自然は知識だけでは得られない
大切なことを
その姿を通して
体感と共に教えてくれるはずです。
◎今日の写真はお庭で凍ったコケの世界。神秘的で美しいです。小さな植物の持つ「生きる力」、そのものを感じます。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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