子供の頃から体育の時間以外で
「ラジオ体操」をやる場といえば
夏休みの早朝でした。
ハンコをついてもらえる
手作りカードを
首からひもでぶら下げて
眠い目をこすりながら
家の人から半ば
追い立てられるように
ビーチサンダルや
裸足に運動靴といった
夏らしい軽装で出かけるのが
私のスタイルでした。
朝が得意でなかった私は
「頼むからあともう少し
寝させてくれないかなぁ」
とその存在を常々
悩ましく思っていたわけです。
長野に来て10年以上が
過ぎようとしていますが
そういえば
松本市のベッドタウンのような
田園地域であるこの辺りでも
夏休み中の早朝に
子供たちや地域で行うラジオ体操を
見かけることが
ほとんどないかもしれません。
私自身が早起きできていない
時期が長かったのか
それとも絶対数そのものが
減っているのか・・。
ラジオ体操は
昭和生れの子供にとって
大切な行事でした。
「勘弁してくれないかぁ」とは
正直、思いつつも
そこに集うということは
子供たちの生活リズムを
長期休みであっても狂わせない
大切な目的がありましたし
朝から全身ストレッチの効果がある
ラジオ体操でほぐす運動は
快適な一日を過ごすために
とても最適であることなど
好いこと尽くしのはずでした。
騒音の問題のほか
地域で場所を決めて実施するにも
安全を見守る家庭や地域の大人たちの
都合がつきにくくなったという話も
耳にします。
皆さんのお住まいの地域では
まだ夏休みの早朝にラジオ体操を
行っていらっしゃる所も
あるのでしょうか?
ラジオ体操の魅力の一つは
年齢の異なる児童同士
あるいは大人と
会話を交わせることでもありました。
地域の社交場のような場所として
子供時代の夏の早朝ラジオ体操を
私は記憶しています。
街の中からラジオ体操の
軽快な音楽と声が
聞こえてこない夏を過ごして
もう何年になるでしょう。
少し、昭和の時代が
懐かしくセンチメンタルな気分に
なってきた2022年の夏。
この辺りの学校の夏休みは
7月下旬辺りからと伺っています。
こうして夏のラジオ体操を
懐古しながらも
朝が弱くていつも
家族に追い立てられるように
眠い目をこすり
夢の中にまだ半分いる状態で
家を飛び出していたことは
すっかりどこかに
忘れてしまったようです。(笑)
連休最終日、今日も暑くなりそうです。
身体を大切に
充実した時間を過ごされますように。
ラジオ体操関連ブログはこちら 『新しい朝』
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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