約10年前に長野へ来た頃は
一ヶ月に何度か
少なくとも1回は
都内へ戻るたびに心がほっと
したものでした。
住み慣れた都心の風景に
安心して
馴染みの仲間に会うたびに
ほっとして
その都度、孤独な土地で
一人で闘っているかのような
切ない気持ちが慰められる。
そんな気がしたものです。
だんだんに、長野での生活が
長くなり
当初は家族とだけ
向き合っていた生活が
大自然と触れることは
もちろん
人々との交流が活発に
なってくるに従い
心がほっとする場所に
長野が追加されるように
変わってきました。
ずっと昔に同僚たちと
故郷の定義について
話を交わしたことがありました。
もちろん、言葉通りに
自分自身が生まれ育った場所を
指す人もあれば
成長や心に影響を与えた場所と
説く人もいました。
あちこちで育った人間にとって
生まれた場所や
学童期を過ごした場所
一番長く育った場所や
親が住まう場所
戸籍がある場所・・。
一時、どこを本当の故郷といって
いいのか悩んだことがあります。
そこへ足を運ぶだけで
心がほっとして
懐かしさを覚える。
ありのままの自分を
丸ごと包み込むような
笑顔の家族や仲間がいる。
自分を癒やし励ます思い出がある。
定義はどうあれ
どこからともなく
「お帰り」という声が聞こえ
心の緊張が一瞬で緩むような
なんとも言えない温かさを覚える。
それが心の故郷なのかもしれません。
長野、そしてここ2年近く
離れていた都内も
私にとっては何より安らいで
心がほっとする
大切な "心の故郷" なのだと
改めて気づかされています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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