今日は成人の日ですね。
相変わらず様々な制限がかかる
世の中ではありますが
人生の一つの節目を
晴れやかに迎えられた
すべての皆さんに
素晴らしい未来が訪れますように。
成人式のために
親が貯めてくれていたお金を
成人になる年の前の夏に
高価な着物の代わりに
航空券をはじめ1ヶ月近く
放浪するための資金に変え
訪ね歩いた冷戦直後の東欧を
肌で感じ取ることが
私にとっての成人式でした。
学童期に少し過ごした
スコットランド経由で
英国からドイツ、東欧を
懐かしの
トーマスクック時刻表を片手に
電車を乗り継ぎ
自分の足で歩いてまわった時代です。
ベルリン市内では
一目見て旧東側出身の方が
わかるほど
まだまだ東西冷戦明けから
日が経たない時期でした。
何かの機会にまた綴ることが
あればよいですが
あの時に若い感性で捉えた
時代の空気
あるいは道中で知り合う
様々な人々との出会いで
感じた思いや巡らせた思考は
今でも私の大切な無形財産に
なっています。
自由が当たり前の国で
生まれ育った私が
制限の中で生きてきた人々と出会い
痛感し再考を促されたように感じた
”本当の自由と自治”。
何十年経っても問いの答えは
未だに追い続けている最中です。
個としての自分
そして広い世界の一員として
存在する自分。
本日成人を迎えられた皆さんも
様々な角度からご自身を眺めて
この先に待ち受ける様々な経験を通して
これから多くのことを学んで
いらっしゃるのだろうなと思います。
自分の目で耳で
五感のすべてを用いて
経験したことのすべてが
ご自身の血肉となり
生きた学びとして身に刻まれる。
どうか失敗を恐れることなく
果敢に多くの人々や物事と
関わって
ご自身の心の器を広げて
いらしゃいますように。
何より、素敵な大人たちと
たくさん出逢って
そこ(出逢った方々のいる場所)や
その先に輝くご自身を想像(創造)
していかれることを
心より願っております。
備え持たれたその見事な翼で
厳しくも美しい
壮大なる自然(人生)を背景に
大きく羽ばたいていらしてください。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ