”他人の目を気にせず自分の心に従う”
他人の目や評価といった
体裁をいつも気にして
また、「~ばならない」
という思いが強い性分も手伝い
お住まいになる
数軒が連なる集落の
雪かきでは毎回
ご自身が最初に始める時は
残りの家の前もやることを
ご自身に
課していた方がいます。
お元気でいらっしゃいますが
お歳は集落で一番のご高齢。
素晴らしいことだなと
思って聞いていたのですが
ご本人的には
辛くて、苦しくて・・
どこか惨めな思いがして
仕方なかったとのこと。
降雪からずいぶん経って
出遅れて表に出てみると
他の家の前は
それぞれに雪かきが
済まされているのに
自分の家の前だけ
白いまま取り残されている。
そんなことはこれまで
毎回のことだったそうです。
心の中でつぶやきます。
”悲しいな・・”
そんな思いを何年も抱え
それでも自分が先に
始めたときには
周囲のお宅の分も
”自分がされて嫌なことは
やめよう・・”
「やらなくては」という
ただ一心でやってきたと
おっしゃいます。
自分を大事にすることを
カウンセリングを通して学び
先日は心のままに
自分の家の前だけ
済ませるということを
やってみたそうです。
自分のことだけをやることに
これまでは、どこか
罪悪感すら覚えていたのに
やってみると
これほどまでに清々しい
気持ちがするものかと
自分を大切にすることを
痛感なさったと
嬉々としてお話くださいました。
誰かの目を気にして
何かをやっても
喜ばれないどころか
ただただ自分は
辛くて惨めになるだけ。
そう気づかれたそうです。
自分の心が本当は
どうしたいのかを基準に
動いてみることを
選択した結果でした。
頭で理解することと
実際に行動して体感し
「あ~・・」と
腑に落ちる感覚を味わうことは
似て非なるもの。
ささいな出来事だったかも
しれませんが
ご自分とその心を
大切にすることを
実際に心で感じられた瞬間
だったのかもしれません。
まずは、そこからなのだと思います。
目の前にあることに
取り組むのは誰のため?
その気持ちは
やってらして
たとえ大変であっても
幸せ感や温かさが伴いますか?
ただ辛いのであれば
心の羅針盤は
どちらの方向を指しているのか。
もし、やっていても
ただ苦しくて、辛くて
仕方ないのでしたら
いま一度ご自身の心を
正直に見つめ直し
素直に従ってみることから
始めてみてはいかがでしょう。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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