紅葉 市川さん撮影

 

ご夫婦やパートナー関係で
生じがちな ”ずれ” は

その都度確認し
コミュニケーションによって
(時に距離感を用いて)
埋めることも大切だと
これまでも何度か綴ってきました。

 

相談にいらっしゃる中には
外国人の配偶者を持つ方もいらして

文化や宗教的な背景を鑑みて
そのずれを見ることの重要性を
改めて思い知らされます。

 

外国人である方の言語に合わせて
コミュニケーションをとられる
ケースがどちらかというと多く

母国語ではない言語で
自分の考えや立場を伝えるのに

巧みな語学力を持ってしても
理解し合えないと
思い込んでいらっしゃることに
気づかされます。

 

でも、本当に言語だけの
問題なのでしょうか?

 

どんな言葉をやりとりしているか
聞かせて(見せて)頂いたことが
ありましたが

日本語で生じる問題と
さほど変わらないことに
気づいたことがあります。

 

言語の問題ではなく

「相手はこう思っているはず」
「愛してるのだったらこうするべき」
「どうしてそうするのか自分にはわかっている」

といった相手に対する思い込みが
根底にあるコミュニケーションを
重ねていること。

 

これは、配偶者が
外国人であろうと
文化や宗教の違いがあろうと
あまり関係ないのかもしれませんね。

 

夫婦間のコミュニケーションを
何より大切に考える
外国人の方であっても

その重ねるコミュニケーションの
前提に「相手を知っている」が
あっての言葉と対話を
重ねているのであれば

どんなに言葉を尽くしても
真意が相手に伝わることは
ないように思います。

 

相手のとった言葉や行動について

「なぜそう言うのか?」
「なぜそうするのか?」

を考えるにあたって
やはり ”相手をわかっている”
という思い込みはもちろん

時には、そこを突き詰めることで
自分自身や相手の見たくない面が
露呈してしまい

不快な思いをするのを
なるべく省きたいという思いも
裏にあることがわかりました。

 

愛は自分に都合良く
働くものなのでしょうか。

 

明日はクリスマス・イヴ。

 

12月に入ってからの
このシーズンを
とても大切になさっている方々も
多いことと思います。

 

一緒に過ごせることは
何より素晴らしいですし
そこには愛が溢れているはず。

 

けれども、愛の形はいろいろです。

 

「こうあるべき!」といった

勝手に思い込んで想像(創造)した
”相手を思い通りにする” ような幻想で
愛を確認しようとするのでなく

相手の心内に宿る
真の思いを互いが酌みあえるような

形にだけとらわれない
愛(真心)を確認し合う
お二人だけの素敵な記念日と
なりますように・・。

 

 「外国語カウンセリング」
 「カップル(ご夫婦。恋人)カウンセリング」

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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