登山やハイキングはもちろん
ワンダーフォーゲルなどに
日頃から親しんでいらっしゃる方々は
もしかすると、こうした思いを
日々感じていらっしゃるかもしれません。
人里から離れた
森林や山の中に入ると
普段、人目には触れずとも
その生命を輝かすことに懸命な
野の植物たちに多く出逢います。
誰かのために
その花を咲かせているのではなく
ただ、己の持って生まれた
その生命を全うするために
今というこの時を全力で
生きている。
そんな姿に私たち人間も
励まされることは多いです。
一生懸命生きていると
時々、何のために自分は生き
何の、そして誰のために
自らに宿された花を
苦しい時をも乗り越えて
咲かせようとしているのか。
わからなくなってしまうことも
あるのかもしれません。
咲かせた花を
誰も見てはくれないのでは
気づいてもらうことすら
ないのかもしれない。
そんなことを考えてしまうことも
一生懸命生きているからこそ
時にあるのだと思います。
それでも、もがきながらも
直向きに自らと向き合い
問い続けながらその時を生きる
お一人お一人の軌跡は
かけがえのないものであって
そこに遠目であれ触れた誰かを
人知れず励まし
感動を与えていることも
多分にあるのだと思います。
そして、思わぬところで
その姿に遭遇した誰かが
まるで誰も踏み入らない場所で
人知れず咲き誇った花を見て
感動するのと同じように
その心や人生に
大きな影響を受けたり
共鳴、共感を
し始めるのかもしれません。
私たち人間には
考えが及ばないような
大きな力が働いて
懸命に花を咲かせようとする
その姿と軌跡を
まるでずっと見ていたかのように
物事が回り始めるときが
来ることもあるのだろうなと
誰もいない山の中で出逢った
美しい花々を眺めて
改めて考えてしまいました。
たとえ誰も見ていない場所でも
今日もご自身にしか
咲かすことができない特別な花を
堂々と誇らしく、美しく
咲かせていらしてください。
◎本日使用した写真が、昨日のブログに綴った、熊を恐れてささっと撮影して歩いたピンボケ写真の一部です。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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