いつも笑顔で明るくできたら
それは素敵なことなのかもしれません。
でも、私たち人間には
愛や感謝、正義感といった
人間独特の感情である
社会的感情とは別に
基本的な情動として
不安や怒り、悲しみ、嫌悪という
一見ネガティブな要素が
ちゃんと意味あって
遺伝的に組み込まれています。
笑顔でいることができないとき
明るくなんて振る舞えないと
思い嘆きたくなるとき
そんなときだって
人間ですものあって当たり前。
私自身も自分のこれまでの姿を
振り返りみたとき
そうした感情あってこその
浮上したときに覚える
喜びや楽しさだったなと
強く感じることがあります。
どのような感情であれ
私たち一人一人個体差があり
そこで各々が感じることを
大切になさって欲しいと思うのです。
痛みも、悲しみや辛さも
他人や隣の人と比べられるものでは
決してありません。
誰かに何気なく言われた
「そんなの気のせいよ」
「性格なんだから気にするな」
「マイナス思考にならずに前向きに行こう」
励ましのつもりで放たれた
些細な言葉が胸に刺さったまま
抜けずにさらに苦しみを
増幅させているよう感じられるとき。
もしかすると
苦しみを増幅させているのは
他者の放った言動ではなく
放たれたものを
繰り返しすり込むように
自らに言い聞かせた言葉や思い
であるのかもしれません。
私たちの心は、本来味方である
自分自身から攻撃されることに
最も傷つき打ちのめされます。
一瞬、胸に覚えた痛みや辛さを
まずご自身が感覚を研ぎ澄まし
耳を傾け、感じてあげること。
そして、それらを他者に言われるまま
気のせいだったり
弱いからだなどと思い込んだり
することなく
まずはご自身が
「今の自分はこう感じているのだな」と
それについての善し悪しを決めずに
ただわき上がり覚えた感情を
そのまま受け止めてあげることを
なさっていただけたらと思うのです。
どんなに明るく元気な方でも
その表情に雲がかかったり
土砂降りの雨に
打たれるような思いになることは
当たり前のようにあります。
私たち生きているんですもの!
どのような姿であれ
今この瞬間を懸命に生きるご自身と
どんなときも素のままで
対話ができますように。
誰かの力添えが必要な際には
私はいつでもここにおりますので
お声かけいただけたらと思います。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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