リンゴパイ断面

 

毎年リンゴを箱買いさせていただき
県外のお世話になった方々や親戚に送っている
松本市のリンゴ農家さんから
手作りのアップルパイをいただきました。

 

紅玉を煮て瓶詰めにしていたという
アップルフィリングと
同じく手造りの紅玉のジャムとが
うまい具合にマッチした
まさに絶品でした。

 

普段から農園でお忙しいうえに
80歳を超えていらっしゃるご高齢ですが
リンゴを使ったお菓子やジャムを
ささっと作ってはお持ちくださいます。

 

私も、お菓子を作るのが好きで
使う素材に徹底的にこだわり

クリスマスをはじめとする
季節ごとの焼き菓子やデザートを
ことあるごとに作ったり

ある時期には外国人の方々に
教えていたこともありました。

 

お店をやればと勧められても
そこはその世界で生きていく覚悟がないと
生半可な気持ちではできません。

 

やはり趣味の範囲でやっていた感が
強いとあって
差し上げた相手や周囲が喜ぶ顔が
何よりもの励みだったように思います。

 

音楽を再開するようになったことと
最近は仕事が関係するのか

ここ5年ほどは、よほどのことがないと
作る機会も少なくなりました。

 

たまに誰かに差し上げるものを
焼くことはあります。

 

レシピが頭に入っている
身近にあるものでできるような
簡単な焼き菓子一つでも

どこか特別感のハードルを
自ら設定してしまい
生地の質感などに妙なこだわりを
持ったりしてしまうのです。

 

素人の少し腕があがった程度だと
いざやるとなった段で
完璧感が出てきてしまい
”ささっと” ということをしなくなる。

 

書いていると、ただ言い訳だけ
しているなって気もします。

 

6割くらいの出来で全然OKだったのに
妙な完成度に対するこだわりができて

忙しいなかで中途半端なものを
作るくらいなら
時間があるときにしっかりしたものを
製作しようなどと

いっちょまえのことを
思ってみたりするのですが
要は、やらないのです。

 

これってもしかすると
やろうと思うけれど
やらない、やれないという
他のことに対する感覚と似ている部分って
あるんじゃないかしら。

そう思ってしまいました。

 

いつか完璧な環境や状態になったら・・・。

 

まさに「たら、れば」です。

 

おばあさんのように
思い立ったときにあるもので
それこそ "ささっと" 作って
皆が喜ぶ姿を日々ご覧になる.

 

私もそれで充分だったはずなのに
いったい何を求めるように
なってしまっていたんだろう。

 

もちろん、完成度の高いものを
作って喜ばれたいって気持ちが
あるのかもしれませんが
これは単に自己満足の世界です。

 

それよりも手元に材料や素材が
入ってきたらすぐにでも
ささっと作って

まずは外へ出してみるというのも
大切なのかもしれませんね。

 

変についてしまった
「美味しいものを ”うまく作らなくては”・・」
というこだわりの意識。

 

この ”うまく” の部分は
案外なくてもいいのかもしれません。

 

時には、思い立ったらすぐ作って
外へどんどんだすということも
必要なのかもしれないなと

いただいた絶品のアップルパイを食べ
思ってしまったのでした。

 

見た目は素朴な焼き菓子ですが
特に中のフィリングは
市販品に勝る
めちゃくちゃ絶品です。

 

おばあさん、ありがとう!!!!

最高に美味しいアップルパイ
ご馳走様です。

 

リンゴパイ

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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