”人でも物でも、触れて初めてわかり始める”

写真は昨年芸術祭で訪ねた
長野県大町市の大町温泉郷で
偶然見つけて入ってみた
洋菓子店のお菓子です。

店舗情報はこちら　　「コンディトライ・アン・マリーレ」

見た目は素朴で
平凡なように見えますが

実は ”白樺の樹液” を
用いているのだそうです。

焼き菓子のなかではクッキーと
うたっていますが
柔らかくてどちらかといえば
ダックワーズ系かもしれません。

白樺の樹液のほんのり優しい甘さが
くせになりそうな一品です。

見た目ではわからず手に取り
味わってみてそのものが持つ
本当の味や良さを知るのは
物に限らず人も同じだと思います。

またその逆もしかり・・。

１年前の１２月のあるブログで
私はこのようなことを書いていました。
（一部抜粋）

私たちはときに、相手のまとう装いやさまざまな修飾物から勝手に「こういう人だ」と判断してしまうことがあります。
ですが、ふとした瞬間にその人の本質に触れるような、ささやかな “真実” を感じ取れることがあるのも事実です。

表情、装い、言葉遣い、声のトーンや調子、あるいはその人を彩る経歴やルーツなど、さまざまな修飾物では決して映しきれない相手の本質。

それは一目では気づかぬような細部にこそ宿り、その人の日常における生き方や思考を大いに語るものなのだということを私は改めて思い知らされました。そこに良い悪いのジャッジは存在しません。

真実はどんなものであれ尊く、美しく、そして素晴らしいからです。

すべての人にある、その人にしか放てない美しさ。

覆われた修飾物ではなく、それぞれが備えもつ真の美しさを感じとれる人間でありたいと思います。

引用したブログ　　『美しいひと』

年齢を重ねていくにつれ
表面には現れない
相手の本質や

それぞれが歩んでらした
見えない人生の軌跡を

しっかりと感じ取れる
人であれるよう

引き続き、自分自身も
さらなる精進をしていきたいなと
改めて感じました。

それにしても「しらかばハート」。

この素朴な見た目からは
想像できない
なかなかの絶品でしたよ。