
本音をぶつけ合える身近な関係。
たとえば
ご夫婦だったり
家族だったり
きょうだい同士だったり
ご自身にとって
本来は、安心・安全を感じる域に
入っていらっしゃる
そんな存在だからこそ
互いに、信頼や甘えもあって
素が出やすかったりもします。
パートナーのような
身近な存在であろうとも
血のつながりがある
間柄であろうとも
そこは本来、それぞれに異なる
心や身体のメカニズムを備える
いわば、別個体同士。
感じ方や捉え方はもちろん
思考回路一つとっても
完全な一致はあり得ません。
それぞれに、考えや
感じることもあるのですから
その時々の気分の高鳴りや
心の荒ぶり具合によっては
勢い余ってぶつかってしまう。
そんなことだってありましょう。
こちらのブログでも
何度となく
綴ってまいりましたが
ケンカそのものは
決して悪いこととは言えない
そう、個人的には思っています。
ケンカや衝突が生じること
そのものがどうこうよりも
その後、どうするのかが
何よりも大切で
大事な存在との関係性の行方に
善くも悪くも
影響を与えうると考えています。
意図的なのか、思いがけずなのか
何かしらの衝突を通して
本音だったり、各々の思いを
ぶちまけあってしまったり
感情に任せて
過ぎたことまで
言い合ってしまったり
その一連の出来事の後
直ぐなのか
ある程度、時間をおいてなのか
それぞれ、ご自身の胸に
去来する思いに
しばらく意識を向けていただき
他でもないご本人が
その胸で感じることに
しっかり耳を傾けていただけたら
と思うのです。
心はなんと、あなたご自身に
語りかけてくるのでしょう。
頭をこねくり回して
あれこれ言い分や理屈を
考え尽くすことで
ご自身の心を
説き伏せたり
ねじ伏せたりするでなく
良いも悪いもなく
ただ、素直に感じることに集中し
その感覚に耳を傾け
しばらく眺め続けることが大切です。
そこから、ご自身はどうなさりたいのか。
ちゃんとその答えは
心の内側にあるはずです。
時間をかけてよいので
その思いを段々と受け止めながら
ぶつかった出来事自体が
”対象となるお相手を
改めて知れる機会となった”
そう受け止められるのでしたら
ケンカ、衝突も
避けなくてはならないことどころか
むしろ、かけがえのない
大切な人と理解し合える機会
となってゆくことと思います。
時に、思いをぶつけ合ってしまうことを
(毎度、あるいは終始ぶつけ合ってしまうばかりの場合は
それはそれで大変苦しいですから、お話を伺わせていただきますね)
怖れ過ぎたり、あえて避けようとすることなく
その後の対話を何より大切に
大事な人との絆を深めていらしていただけたら
そんな風に常々感じています。
【夫婦カウンセリング・カップルカウンセリング】
【親子カウンセリング・家族カウンセリング】
◎写真は、『マリンピア日本海』でも実物が見られるコブダイの垂れ幕がかかる同水族館内の某エリア。撮影スポットなのでしょう。迫力がありますね。絵だけを見ると威嚇し合っているように感じてしまいますが、実は、愛をささやきあっているのかも!?人と人の関係性は、その当事者以外にはわからない化学反応の起こり方や繋がり方、そして絆があるものですからね・・。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
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