日本海の夕暮れ

 

2年前に訪ねた新潟へ
甥っ子の大事な野球の試合観戦を兼ねて
再び旅する機会をつくりました。

(東医体と西医体の優勝者+α が戦い
頂点を決める
全医体の学生準硬式野球の試合の
開催場が新潟市内だったのです)

 

当時のブログはこちらです:
 『人のやさしさに救われて(新潟訪問)』
 『七転び八起き(新潟訪問2-1)』
 『災い転じて福となす(新潟訪問2-2)』

 

不思議なもので
同じ場所へ、ほぼ同じ時期に
訪ねること自体

定点観測に近いといいましょうか

自分自身や周囲の変化を眺める
好き機会になるような気がします。

 

今回、しみじみと感じたのは
過ぎゆく歳月と人の変化

2年もあれば大きく変わりゆく
私たちの肉体についてでした。

 

高齢の両親は
歩行は問題ないものの

長い距離を散歩したり
街中の移動を徒歩で行うということは

既に難しくなってきています。

 

前回は、まだ浴びるほど飲めたお酒も
父は会話を楽しみ嗜む程度に・・。
(まぁ、これが本来の姿でありましょうなぁ)

 

一方、眩しいほどに
若さ溢れる世代の青年は

会うたびに頼もしくなり
精神も成熟してゆくようです。

 

私たちの誰もが
個々の人生において歳月を重ねる中で
通り過ぎてきたある時期を

青年期ならではの
様々な課題を抱え

日々、あれこれ悩みながらも
立ち止まったり動いてみたり

自ら工夫をしながら
あるいは友や周囲の力を借り
乗り越えては成長を続け

充実した毎日を過ごすであろう若者の姿に

安心を覚えると共に
過ぎし懐かしい人生の一時期を
甘酸っぱさを伴い
振り返るような時間でもありました。

 

日々、老いゆく者たちと
日々、成長してゆく者たち。

 

いつも触れあうわけではないからこそ
たまに、こうして
共に時を過ごすわずかな時間に
しみじみと感じることもあるのでしょう。

 

こちらのブログでは
何度となく綴ってまいりましたが

私たちは、おぎゃあ~と
この世に誕生した瞬間から
”終の日” へ向かう旅が始まります

 

現代の医学では
健康に長く生きることを助ける
様々な方法が見いだされていますが

永久に、また、まったく変らぬ姿で
生き続けることはできません。

 

こうして、日々を織りなす
一瞬、一瞬を大切に生き

その記憶を一つ一つ
個々の胸に刻みゆくのでしょう。

 

だからこそ
何気ない毎日こそが愛おしく

そこで日々
泣いたり、笑ったり、怒ったり・・・

あらゆる感情を
豊かに経験しては

もがきながらも
懸命に生きるお一人お一人
ご自身が愛おしく

今日も、それぞれの生きた証を
軌跡に残していらっしゃるのでしょうね

 

◎ドライブ途中に出くわした日本海のサンセットです。運転中でしたので、大きく橙色の太陽が水平線に沈みゆく絵を撮ることは叶いませんでしたが、佐渡島の方角でオレンジを帯びた黄金色に染まる夕暮れ時の空を、肌寒くもまだ暖かさを帯びた冬を迎える前の潮風を浴びながらいつまでも、いつまでも皆で眺めていました。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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