裏門の両脇に生える南天の下に
春になると愛くるしい花を
毎年咲かせるサクラソウがあります。
そう、春に開花と申しました。
サクラという名が
つけられるくらいなので
春に咲く花なのでしょう。
けれども、写真は本日のもの。
10月上旬である昨今
再び、サクラソウが一面に
咲き始めています。
数年前辺りから始まった
従来の季節感とは異なる
植物の生育環境の変化に
当初こそは
「なんで?」という言葉が
まず口を突いて出がちでしたが
気候変動を知り得た
今となっては
「今なんだねぇ・・」
とそのままを受け止めています。
これは私たちの日常における
他者との関わりでも
結構あるあるのシーンで
自分が常識や社会規範だと
思っていることや
「そういうもんでしょう」と
と一般的だと思っていることが
ある場面に出くわしたり
ある人々と関わった途端
まるで異なる反応や
言動を見聞きしてびっくりする。
そんなところなのかもしれません。
実際にご相談を受けていても
「なんで?」という思いが元となり
苦しさを覚えているケースは
大変多いように感じています。
社会規範と一言で言っても
法律により定められたものと
そうでないけれど
言わずもがな的なところは
併存してるとあって
やはり、お一人お一人
異なる部分もあることと思います。
社会規範とまで
いかない部分では
やはり私たち一人一人が
まったく異なる
別個体である以上
それぞれの物事の解釈や
感じ方、捉え方があるとあって
「こうだよね?」
に共感とはいかないシーンも
多いのでしょう。
「なんで?」は
意識するしない関係なく
日常の中で出やすい発言ですが
素朴な探究心から来る疑問
そのものであることもあれば
思い通りにならなかったり
受け止められない、あるいは
解せないことへの
つぶやきが漏れ出ることだったり
放出される場面も様々です。
冒頭の植物の生育に関しては
「なんで?」と驚いて
問うたところで
植物からしたら
「知るかい、そんなもん!」
といったところでしょう。
分析や解明は後にして
一旦は、「今なんだね~」と
目の前の現象に対し
あるがままを受け止める。
世界が彩りに充ちていると感じるのは
「こういうもんだ」で固まりきらない現象を
目にしてゆく瞬間なのかもしれません。
秋が、日に日に深まりゆくなか
今日もサクラソウが
柔らかな陽射しを全身に浴びて咲いています。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
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