昨日、20日は
17時、19時の枠を
休診ならぬ休室にさせていただき
長野県は松本市内で開催中の
「セイジ・オザワ松本フェスティバル」にて
中日であるオペラ『夏の夜の夢』を
鑑賞に出かけてきました。
ここ数年は公演と
既に入っている仕事のご予約とで
なかなかタイミングが合わず
叶わなかったのですが
先月末のブログにて
松本市内の神社にて
家族で恒例の夏のご祈祷を
お願いするにあたり
腹ごしらえで寄った
街の老舗レストランで隣席となり
私の父がお子さんに
英語で話しかけるも
込み入った話題に
四苦八苦していてヘルプに入った
オペラにご家族が参加しているという
アイルランドからいらした
親子さんの話を綴りました。
関連ブログ 『夏の観光地と夏のお清め』
今年の音楽祭は、特に鑑賞を
考えていなかったのですが
この親子さんと会ったことを機に
サイトをチェックし
演目が『夏の夜の夢』だと知り
ちょうど、まだ
日々の仕事の予約が入っていない
よきタイミングがあったことから
久しぶりに足を運んでみようかなと
思い立ったのでした。
この音楽祭のチケットは
6月から一斉に販売され
一見、出遅れると
取りにくいように
感じられるかもしれませんが
演目の開催日が近づいてくると
SS席などの好い席ほど
空きが出る(空いている?)ことが多く
オペラにせよオケにせよ
私は常にPCの前に張り付いて
空きが出るのを狙って
チケットを取るようなことはせず
演目の開催が近づいたタイミングで
好い席をとっていることが
多いように思います。
今年は、ちょうど
その親子さんとの出逢いをきっかけに
覗いたプログラム日程と
仕事の空きのタイミングとが
合ったこともあり
数年ぶりに鑑賞する機会を得ました。
このオペラには、毎年
地元のお子さんたちが参加することも
音楽祭当初からの大きな特徴で
オペラ作品の言語に合わせた
セリフをお子さんたちが
見事に素晴らしい歌声と共に
披露している点も見どころです。
今夏の作品は、先述の通り
シェイクスピア原作『夏の夜の夢』。
シェイクスピアの喜劇を
ご存じなくとも
映画にお詳しい方ですと
『いまを生きる』(ロビン・ウィリアムズ主演)
という大変有名な映画作品において
名門全寮制学校の生徒のうち
亡くなってしまう
ニールという青年が
このシェイクスピア作品において
大事な役どころ、妖精パックを
演じていたことを
思い出すかもしれません。
今回の舞台の演出は
なかなか楽しめました。
よく知られる作品なので
演出や各種設定も
様々ではあるのですが
この劇場(オペラのために作られた劇場)を
上手に使った
幻想的な舞台演出に加え
古典独特の
クラシックな雰囲気に偏らない
現代風の衣装を混ぜて用いるなど
惹き込まれる要素が多い
素晴らしい舞台だったと思います。
オペラそのものの千秋楽は
24日の日曜となりますが
中日である昨晩も
終演後のカーテンコールは
客席からの盛大な拍手はもちろん
スタンディングオベーションが止まず
何度も何度も緞帳が上がる始末でした。
舞台を締めくくる
同作品では最もといってよいかもしれない
妖精パックが語る名台詞が
いつも以上に印象的な響きで
心に残ります。
素晴らしい舞台に携わった
すべての方々に心からの拍手を送り
感謝を申しあげます。
仕事を直前までやっていて
慌てて着替えて会場へ向かい
幕が下りた途端に
21時からの最終枠対面セッションのために
すっ飛んで自宅へ戻る。
まさに私自身にとっても
時計の針を気にするシンデレラ
あるいは『夏の夜の夢』ならぬ
『晩夏の夜の夢』のような
幻想的な舞台の世界に魅了され
夢見心地になった
限られた晩夏のひと時を過ごす
素敵な思い出の時間となりました。
◎写真はカーテンコールの際には撮影が許されています。正面ど真ん中の特等席とあって、カーテンコールでも美しい舞台の様子をたくさん撮影できているのですが、舞台には参加なさったお子さんたちの姿が多いとあって、あえて、わかりにくいピンボケしたもの、光で顔が飛んでしまったものを選んで掲載しております。3枚目の写真中央が指揮をなさったOMF主席客演指揮者・沖澤のどかさん。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
-
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ