先日終えた
今月の帰京中に
長野の住まいでは
庭の屋敷林を何本かまとめて
庭師さんにお願いして
切り倒していただくことに。
長野のこの土地と屋敷を
この先残すにせよ
残さず手放すにせよ
塀代りの垣根をはじめ
頻繁に庭師を入れることが必須の
屋敷林のある敷地は
住まう人があって
そのうえ、そこに手間暇
そしてお金をかけて
手入れをすることが
何より大切になってきます。
まだ、80歳をとうに過ぎた父が
庭師さんにお願いする松をはじめ
大きな木以外は
低木となるツツジの株をはじめ
庭のほとんどをチョキチョキ刈って
整えてはいるものの
これももう、昨今の
異常気象に伴う太陽光の強さと
春から秋までといった
長きに渡り続く外気温の高さ
ハシゴや脚立といった道具を
用いること作業を鑑みれば
後、何年も経たずに
適わなくなることでしょう。
こちらのブログでも
あちこちで写真を使い
ご紹介してきた私の大好きな木
春には写真のような
レモンイエローの明るい花を
つけるサンシュユも
その例外ではなく
一番上の写真のような
切り株になってしまいました。
夏は青々とした葉
秋は赤い実と
色づいた葉がたいへん印象的
冬は冬で物語に出てくるような
雪が降り積もった姿に
眺めるだけでほっこりしたものです。
とりわけ、春先の
木全体に黄色い衣を纏った精霊が
降り立ったかのような
美しく愛らしい
春の到来、喜びそのものを
感じさせる姿は
私にとっては
この長野の住まいにおける
穏やかで明るい生活の
シンボルようなものでした。

坪庭の古い柿の木の切り株です。この木にまとわりついていたツタやコケ類も共に姿を消してしまいました。
今回、切り倒した木の中でも
最も大きなものは
南庭にある大きな
南から差し込む太陽光を
遮るシェード代わりにもなっていた
大きな大きな杉の木でした。
数年前に続き最後の1本を
切り倒したことになります。
そして、玄関前の東庭にある
これも大きな柿の木と
坪庭にある古い柿の木
要は、我が家に現存していた
柿の木をすべて
切り倒すことになりました。
東庭の柿の木などは特に
秋になると大きな橙色の
柿の実をつけるとあって
ご来所くださる皆さんが
隣のスーパーの駐車場から
相談室を確認するシンボルとなる
大事な存在でした。
坪庭のものは数代に遡る
古い木でしたので
世代を超えて
見守ってくれていた古木に
切り倒す前日には
父がお清めのために
酒や塩を蒔いたり盛ったりして
感謝を告げていました。
不思議なもので
今までそこにあったものが
ないという感覚。
空間がやたらに広く感じられ
いつもの日常に変化が生じます。
ここ数年で10数本の庭木を
主なるものを中心に
切り倒したことになります。
幼い頃に長野に来た私たちに
この家に住まう父方の祖父が
手製のブランコを
坪庭に続くシェードの下に
件の古い柿の木に向かって漕ぐよう
作ってくれたことを思い出します。
人も、家屋も
その器の中身となる
あらゆる物も
そして、土地、敷地内の植物や
そこから眺める風景すらも
ずっと同じままであることはなく
無常そのもの
変化をし続けてゆきます。
世の常であることを
改めて思いつつも
私たち人間が
とても限られた時間を生きていることを
様々な角度から思い知らされる
そんな両親、ひいては
共に住まう私の一足お先の
終活の一環のような気がします。
私たちが今日もあらゆる瞬間に
様々な感情で胸が賑やかになるのも
生きているからこそ・・。
そして、生命とそれが息づく時間も
決して永遠ではなく
我々が感じているほどは
長くないということなのでしょう。
だからこそ、どうぞ
今、その目が、その心が捉える景色と
それを色づける思いを
毎瞬間、毎瞬間、大切に・・。

以前も年内のブログに綴った、今回の切り倒しの前に、主要な枝だけ腐って落ちることを防ぐため父が切り落としている最中の、最後の柿の実を付けた姿です。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
-
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