玉川温泉 食堂

 

写真は、先日立ち寄った
埼玉県は比企郡ときがわ町にある
「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」
より食堂の一角のショットです。

 

レトロ感満載ですが
ふと、昭和を感じる時間に
改めて思い出したことがありました。

 

まだ、小学校2~3年くらい
の時分だったでしょうか?

 

住まう地域には
有線放送なるものがあり
早い夕刻の時間には

毎日、担当のお姉さんがMCをし
選曲された音楽が
流れきては楽しめる

子供のためのコーナーがありました。

 

幼きこまつまさこは
何を思ったのか

まず、そのお姉さんと
どうしても会ってみたくなり

アポ無しで放送室がある場所へ
チャリンコで乗り付け
本番間際に押しかけるという

えらく迷惑なことをします。

 

ところが、お姉さんは
イヤな顔一つせず

子供が遊びに来てくれたと
大変喜んでくださり

そのまま本番に
立ち会わせてくれるばかりか
ご紹介くださり

電波で自己紹介を含め
いきなり話す機会を
くださったのです。

 

寛容なご対応に
感謝しきりである一方

お仕事をお邪魔しているので
それだけでも
”おいおいおい~っ!”
なのでしょうが

味をしめた
こまつまさこは
調子に乗って

お姉さんと約束した
日記帳を持って
再びチャリンコで乗り付けます。

 

ブログの随所にも
綴ったことがありますが

幼少期から毎日つけていた
(途中から面倒くさくなりほぼ、毎日、オリジナルの創作物語の草稿帳となった)
日記帳より

日々、感じたこと
自然や日常生活の中で起きた
いくつものエピソードを

またもや
お姉さんのご厚意の下

公共の電波に乗せて
朗々と読みあげてゆきます。

子供の頃の日記について綴ったブログ一例:  『ちゅんがコテン』

 

子供の心で感じるままに綴った
その目で見つめる世の中や
日々の暮らしの一コマを

そのまま・・というよりは
読み聞かせや紙芝居をする人のように
抑揚つけて読み上げる私の姿を

お姉さんは、怒るどころか
大変やさしく微笑んで
見つめていらしてくださった

その視線は
肌身で感じ取れた
温もりそのものだったので

大人になっても
時折思い出すほど

胸に温度を伴い
よく覚えていたものです。

 

昨年の秋を中心に
積極的に行った断捨離の一環で

子供時代~成人期に至るまでの
大量の手紙が

どこからともなく
出てきたことを
こちらのブログにも綴りました。

関連ブログ  『愛しいと思うこと』

 

その際に、年齢様々な
友達たちからの手紙に混じって
とても貴重なお手紙を見つけます。

 

先述の電波ジャックを
何回も行った時代の
有線放送のMCのお姉さんから届いた

美しい文字で綴られた
御礼の手紙でした。

 

遊びに来てくれてありがとう
とても素敵な日記を
いくつも読んでくれてありがとう
また遊びに来て日記を読んでくださいね

といったニュアンスで
他のメッセージをも付け加え

当時、感じ取れたやさしさ
そして温かな視線そのままに
丁寧に綴られたものでした。

 

きっと、郵便箱にお手紙が
届いたことが

うれしくて、うれしくて
宝物のようにとってあったのですね!

もちろん断捨離せずキープです。

 

昭和レトロの雰囲気に触れて
思いがけずに
幼き時代に出逢った

周囲の大人たちの温かな目
そのやさしさに包まれて育ったことを
実際のやり取りと共に思い出しました。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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