今朝も訪問先からは
降雪があるとの連絡。

山々は麓まで雪雲に覆われ
まるで、世の中が
灰色に染まっているようでした。

ですが、早朝からいつものように
マイナス気温を記録することなく
３月並みの気温という
暖かい朝を迎えてもいたのですね。

昼過ぎ辺りからようやく
平野部の里でも雪がちらほら
舞い始めました。

そうは言っても
ずいぶんと暖かい陽気です。

今のところ
静かに雪が降り積もる状態は
山の中だけで
ということになりますでしょうか。

積もるといえば
私たちの心の内にある思いも
その一つかもしれません。

本当は、感情がわき上がった
その時々に
伝えたり表出したかったであろう
ご自身の真の思いを

何かしらの理由で
伝えたい（わかって欲しい）相手に
伝えることが叶わず

時には表出することすら
抑えこまなくては
ならなかったとあって

行き場を失った真の思いは
静かに積もりゆき

気づかぬうちに
積もりに積もった思いが

今度は心の中だけに納まらなくなり
何か、些細なことをきっかけに
ものすごい勢いで溢れ出したり

時には、身体や心の不調という
サインや伝え方をも用いて
私たち本人自身にその思いを
わかって欲しいと訴えてきます。

積もりゆく前に
感じたことを感じたままに

まずは一旦、表出できる
つまり話せる場を
設けることも大切なのかもしれません。

言葉にできない思いが
積もっているのかどうかは

たいへん残念ながら
他者からは透け見えるわけでなく
感じ取れたとしても
それを指摘することはできません。

他でもないご自身だけが
何かしらの違和感だったり
モヤモヤする思いを
感じ取ることができるのです。

ご自身の身体や心と
日頃から対話をする癖をつけ

「本当はどんな思い？」

それらを自らが
きちんと聴き取れること

そして、その思いを
感じたままに安心して話せる場所が

一人で抱えずとも
あなたの身近にはあるのだ
ということを

心のどこかに
据え置いていただけたらと思います。

当相談室がその場所であれば
何よりうれしいです。

◎写真は季節のスイーツとして毎年人気の『マロンミルフィーユ』（キハチ青山本店）。散々夕食を食べた後でも勧められたら食べてしまうのですわよ・・これが。ミルフィーユは薄くて繊細なパイの層が命。私たちの心も同じく、繊細で美しい層が何層、何十層にも重なり、日々の様々な心の活動をしています。

小松万佐子こまつまさこ心理相談室（安曇野ルーム）心理カウンセラー

今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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積もった思い