こちらのブログでも
何度か綴ったことがある
お隣にお住まいのお婆さん。
御年は今年で105歳になられたそうです。
関連ブログ:
『早朝の爽快感を求めて(103歳からの贈りものを受け)』
『102歳から季節の贈りもの』
ところが、お家の方によると
春先のまだ寒い時分に
湯たんぽで膝下の低温火傷となり
治療のため
病院をいくつか変えて
入院していた時間が
どれくらいだったのか。
入院中に歩けなくなってしまい
今では車椅子で
生活していらっしゃるとのこと。
ご自身で手押し車を押して
スーパーへ
買い物へ行っていらしたり
犬を乳母車に乗せて
お散歩していたり
お庭でしゃがんで
早朝より草取りをしていた
あの姿は、もう見ることが
叶わなくなってしまいました。
身動きできなくなることが
ある程度続くと
私たちの身体が本来の機能を
忘れてしまうということは
何も年齢によるものだけではなく
誰にでも経験しうることなのでしょう。
ですが、その後のリハビリが
年齢によっては難しかったり
機能の回復力に差異があったり
するものなのかもしれません。
お姿そのものを見ることが
この半年近くありません。
毎年、初夏になると
裏のドアを叩いて
自家製の梅のシソシロップを
お持ちくださったことが懐かしいです。
ご自身で材料を買い物に出かけ
作ったシロップを
自らお持ちくださる。
我が家にとって
季節の恒例となっていた
裏口からの訪問と贈りものでした。
日々、時は静かに流れゆき
今日、目にする光景や
そこに集う人々の姿も
時の流れと共に様変わりし
集う人々の面々も
入れ替わってゆきます。
何一つ、今この瞬間の
目にする、感じる事象が
当たり前ではなく
永遠にそのままあるでなく
常に移ろいつつあるものだということ
まさに「無常」を
改めて感じ入る身近な出来事でした。
皆さんが、今、一緒に笑う
周囲の人々の笑顔や
大切な人たちと過ごす時間
今夏も、どうぞ一つ一つを大切に
味わい尽くして
いらっしゃいますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ