こちらの相談室のブログは
２０２０年１２月より
一日も欠かさず
書き続けてまいりました。

タイトルの「共生」という言葉は
私自身がここまで生きてくるなかで
広い様々な世界を見てきて
実際に常々感じ取ってきた
生涯を通してのテーマです。

サイトページの右下にある
検索で「共生」と打っていただけると
その言葉が入ったブログをいくつか
お読みいただけるかと思います。

この思いを掲げる当ルームには
日々、様々な、本当に様々な悩み
また、夢や希望を抱いた方々が
毎日のように訪れてくださいます。

中には、特異な気質や疾患を
お持ちでいらっしゃり
病院と併用してご利用の方々も
多くいらっしゃいます。

それでも、それらを個性として
その大切な個性をどのように

取り巻く社会の中で
ご本人が苦しくならず
むしろ活かしていけるのかを

常々ご本人と一緒に
感じることを大切に
考えさせていただいております。

同じような思いを抱き
ここまで多様な活動をなさっておられる
音楽家とトレーナーのお二人とは
２０１８年に出逢いました。

お二人をご紹介したサイトペーシはこちらから　　【癒やしの音楽コーナー】

お互いに大変多忙とあって

特にここ１年半ほどは
ご無沙汰してしまうことも
多かったものの

ここに来て久しぶりに
先に挙げた「共生」をテーマに
様々な試みをアプローチを違えて
私たちの住まう社会に
投げかけ続けるお二人のプロジェクトを
拝見させていただく機会がありました。

昨日、埼玉県は小川町にある
『シャランドリラ』さんという
素敵なフレンチレストランにて
コンサート＆食事会が催され

美味しいお食事と
ピアノ、そして素晴らしい歌声を

窓外の黄葉した晩秋の木立と
キラキラ輝く木漏れ日と共に
堪能させていただく機会を
お招きいただき
ご一緒させていただきました。

ピアノはこちらのサイトではお馴染み
４３２HzピアニストのKUNIKO先生

そして素晴らしい歌声のシンガーは
パラシンガーのHARUさんです。

HARUさんこと、春菜さんとは
２０１９年に
初めてお目にかかりました。

無事に生まれても９９％障害がある
無事に生まれる可能性は２％

と、医師より生前に宣告を受けながらも
お父様はその２％に
命の可能性をかけたそうです。

私が出逢った頃のHARUさんは
とても柔らかな天性の歌声を
鼻歌を通して聴かせてもらう感じで

まだ音楽の勉強をKUNIKO先生と
トレーナーの松澤先生の元で
社会で自立して生きることと共に
学び、試し始めたばかりでした。

HARUさんについては
またどこかの機会に
こちらのブログでも

詳細を綴らせていただき
ご紹介できれればと思いますが

昨日も演奏前に伺った
HARUさんとKUNIKO先生の
出逢った当初のエピソードは

心を扱う仕事をする私にとって
何度聴いても胸がじんとする

”ただ、そこに存在し
生きているだけで
抱え持つすべてを超えて
人と人は互いに影響を与え合う”

人の温もりそのものを
改めて感じさせていただく
素敵なお話です。

そして、大変素晴らしい歌声
ハーモニーでした。

こちらのお店の息子さんが
ダウン症でいらっしゃるそうです。

とても、とても素晴らしい
光のような存在で

私たちをサーブしながら
いろいろと気さくに
話しかけてきてくださいました。

ご家族３人で厨房に入り
昨日の素晴らしいおもてなしを
心を込めて準備くださったそうです。

やはり、音楽が大好きな息子さんは
今ではKUNIKO先生のもとへ
レッスンに通っていらっしゃいます。

演奏が終えるなり、仕事着を
お借りし、息子さんと並んで
食器洗いのお手伝いをなさる
HARUさんの姿もそこにはありました。

KUNIKO先生がお召しの
青い海、あるいは真っ青な空を
感じさせていただく
素敵なドレスは

障害を持たれた方が描かれた絵を
そのままモチーフとして
仕立てられた
この世にたった一つのドレスです。

ご一緒させていただいた
冬を間近に覚える
晩秋の時空間に

たくさんの共生
そして集った人々から放たれる
素晴らしい生命のハーモニーを

心と身体全体の細胞を通して
じんと感じさせていただく
素敵なコンサート＆お食事会でした。

◎明日は、こちら埼玉県は小川町の『シャランドリラ』さんのお店についてのご紹介を、昨日のコンサートが初お披露目だった寄贈ピアノのお話と共にさせていただきます。演奏中は写真を撮らずにおりましたため、終了後のラフなシーンのみで。下の写真が件のドレスをお召しになったKUNIKO先生、そして仕事着に着替えたHARUさん、そして寄り添う松澤先生です。