長野（日本）を代表する
山岳リゾートの一つ『上高地』の
今年の閉山は今月15日なのだそうです。
そこから来春の開山期まで
山は人の気配を感じにくい
静かな冬の時間へと入ります。
上高地にほど近い
松本市のエリアまで
訪問に伺わせていただくようになり
上高地に付随する山々が
より近くに
感じられるようになりました。
高速道路は松本ICにて降り
上高地や乗鞍へ向かう車はもちろん
上高地をさらに越えた安房峠を
走り抜け、飛騨高山方面へ向かう
県外車で賑わう車列を眺めるのも
まもなく、一旦は来期までの
見納めとなるのでしょうか。
冬季も飛騨高山方面へ抜ける
県内外の車は普通に走る道路ですが
山々の開山期ほどの賑わいは
静まりゆく期間となるのでしょう。
山に詳しい方々は
今年の山の上の紅葉、特に赤が
美しくないとおっしゃいます。
夏の猛烈な陽射しで一度焦げており
色彩が本来の澄んだ赤に
染まりにくいのだそうです。
山腹や山頂は標高が高い分
さらに平野部（それでも標高はもう高いです💦）より
ダメージが強かったのかもしれません。
長野に住まいを移すまでは
上高地にほぼ毎年
訪ね来ていましたが
新緑や深緑が映える
ハイシーズンではなく
決まって
秋の閉山直前、まさに今時分の
時期ばかりでした。
あの、季節柄
霧の中に針葉樹の黄葉が
浮かびくるように一面に広がる
幻想的な風景が妙に落ち着き
窓の外に眺める様子は
暖色の色彩を伴うも
ある種、冷たい外気をも覚える
絵本の世界さながらの光景に
たいへん魅せられたものでした。
宿泊する帝国ホテルさんの
ラウンジの暖炉脇で橙色に燃える
大きな暖炉の炎を眺めながら
本を手に取って過ごす時間も
至福だったことを思い出します。
会社を辞め学生に戻ってからは
そんな優雅な時間とは
無縁となりましたので
もうどれだけ前のことに
なるのでしょうか。。。
実際に、こうして長野に
住まうようになると
意外と近すぎて
あえて訪ねなくなるものですね。
数年前にスポーツで知り合った
仲間数人と日帰りで散歩に出かけた上高地が
ごく最近の記憶のような気がします。
マイカー規制があるため
沢渡（さわんど）エリアに
車を置いてバスやタクシーで
上まで向かう、その道中は
見事な赤を軸とした
まさに ”錦秋” ともいえる
景色が眼下に広がっていました。
沢渡から30分弱ほど
タクシーやバスに揺られ
バスターミナルやホテル群のある
エリアに到着すると
（松本IC降りてから沢渡経由のトータルでは1時間半ほど）
辺りは麓の赤や濃い橙を軸とした
紅葉から姿を変え
黄金色に橙が混じる
針葉樹の黄葉で彩られています。
さて、晩秋の3連休中日
いかがお過ごしでしょうか？
晩秋の美しい景色を
お住いの、すぐ身近な場所にも
見つけやすい時節です。
どうぞ、自然界の織りなす
最後の色彩豊かな時間を
目で、心で、楽しめるような
ステキな休日を
過ごされますように。
◎訪ねる先の近くで見つけた紅葉したツタの葉。上高地のサイトはこちらから 【上高地】
投稿者プロフィール
- こまつまさこ心理相談室（安曇野ルーム）心理カウンセラー
-
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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