小学生だったか中学生だったか
記憶が定かではないですが
家庭科の時間の調理実習で
渾身のハンバーグを
作ったことがありました。
下準備もバッチリで
みじん切りもすぐにできるよう
刃を入れておいたり
限られた短い時間内で
しっかり作ろうとしていたおかげで
メインのハンバーグと
付け合わせのマッシュポテトを
誇らしげに盛り付け
お味見をして回る先生のお越しを
待っていた気がします。
あえて言うと
チーズを乗せたハンバーグは
少し焦がしてしまっており
全体的に
茶色が目立つ仕上がりです。
先生が回ってきて目をやり
「ん?」という表情をします。
自己満足している私には
先生の「ん?」が何に対してなのか
その瞬間はわかりませんでした。
お味見をしていただき
いただいたコメントは
「味はいいのだけれど、色味が
こんなに一色に偏っていては
せっかくのお味がもったいないですよ」
といったものでした。
そして、友人が作ったサラダから
「ちょっとだけお借りしますね」と断って
可愛らしい花形に抜いた
ニンジンやブロッコリーを
私の皿に足しています。
そうだ、そうだ!
母が日々作る料理や
お弁当は色彩が豊かだった。
そして、その配色や盛り付けを
大切にしていたこと。
それを思い出しました。
食欲を充たすのは
もちろん美味しい料理そのものが
大切なのでしょうが
視覚からの情報も
食を楽しむことや
食欲をそそる手伝いをしている。
子供心に「なるほど~」と
納得した少し苦い経験でした。
昨日も36.6度を記録した
安曇野市内
食欲はうだる暑さによっても
長くあたる冷房によっても
いい加減になるか
落ち込みがちのような気がします。
食材選びももちろんですが
視覚からも食欲があがるよう
工夫をしていこうと思っています。
皆さんも、ご自身の心が喜ぶ
食の摂り方で
残暑を乗り切っていらっしゃいますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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